18℃のお盆にお寿司とケムリとシャンパンと。

 お盆に投稿し忘れていた。下書きフォルダで見つけたので今になって投稿してみた。

 お盆に入った途端妙にエアコンが効くなと思ったら、15日の朝のベランダの温度計は17.2度を指していた。角度じゃなくて。

 というわけで夕方からベランダで18.9℃のお盆の霧雨を満喫すべく、お寿司とケムリとシャンパンを楽しんだ。

 お寿司とシャンパンはかれこれ20年前から王道だと思っていたが、どうやら世間は違うようで、2ヶ月くらい前に「えっ、日本酒じゃなくて?」と話題になっているのを見て、改めて距離を感じる今日この頃。ココ10年の5スターホテルのお寿司カウンターでは割と定番化しているのでそれなりに普及しているものだと思っていた。

 シャンパンはフランソワ・スコンデのアンテグラル(グラン・クリュ ブリュット)。マニアックだがなかなかイイ。口当たりがマイルド。

 ケムリはコイーバのグロイチ。横殴りの雨が降り出したらすぐにトンズラできるように(笑)。

 お寿司は出前なんで鮮度はイマイチだが悪くない。ケムリで口の中でスモーク。

 とにかく空気が軽くかつ湿度がある(葉巻に理想の環境)のでケムリを吹かさずにはいられない。何となくボウタイにカマーバンドをキメたい気分。

 昔から常に3ピースで、子供の頃からベストがないと落ち着かない私は気温が上がってくるとベストの替わりにカマーバンドが非常に使える。腹黒いのか(笑)、人様にお腹を見せるのが好きじゃない。ヤローのお腹はビジュアルとして美しくない。お腹は全く出てないが(笑)。

 というわけで今年の秋冬は久しぶりにダブルもいいかなと思っている。昭和のオッサンが中年太り(メタボリック)を隠すために着るソレと違って、英国風のウエストをしっかり絞ったY体のダブル。

 シックな色合いのチェック柄もありかと思いつつ検索していたらイイ生地があったのでどこの生地かと思えばドーメルのアマデウスだった。私とドーメルのアマデウスは切っても切れない縁。

 イイ生地、仕立ての良いスーツ。あとはハット被りケムリを吹かすだけ。

 そんな本日のBGMは、Careless Whisper♪(1930年代アレンジ)

 原曲はこちら

 グレート・ギャツビー的なノリ。これは隣にルブタンの女性が欲しい(笑)。君の赤い靴底に乾杯的な。

 先月あるテーラーに立ち寄ったところ、映画カサブランカ(君の瞳に乾杯)のシーンがモニターで流れていた。センスがイイ。ただあのノリが伝わる人がどれだけいるのかという不安も付きまとう。

 お寿司の後は自宅バーカウンターでコニャックタイム。

 特に何もツマまずにこの曲を。ランナウェイ♪ by シャネルズ

 そしてシメには、以前山口女史のブログにも出てきた(気がする)、カサブランカ・ダンディ♪ by ジュリー

 今この歌詞は女性蔑視の代表格として扱われるだろうか(笑)。

 「アンタの時代は良かった」とは全く思わない。どんな時代であろうと輝いているのがその時代のスターであり、女性が立ててくれるからこそかろうじて成り立っている男というのは、所詮その程度。

 何にも依存しない独立した輝きを手に入れよう。

 と、呼びかけてみたい。