ベターコールソウルのファイナルバージョンが始まったので、おさらい(笑)のためにグレイキングバッドも観なおした。
ちょっとした不整合を見つけた。
ハンクがウォルターを連れグスタヴォを見張っていた際、グスタヴォの車にGPSロガーをしかけた。設置するのはウォルターで、ハンクは「2xxドルで買った。ライブビューじゃないから回収して確認する必要がある」と言ってウォルターに機器を渡した。
その後ファイナルシーズンで、ハンクがウォルターの車に同じGPSロガーを取り付け、それにウォルターが気付いた。「グスタヴォの時と同じものだ」というセリフがある。
自分が追われていることを知ったウォルターは、ピンクマンとグッドマンと待ち合わせした際に彼らの車の下部を確認した。するとグッドマンは「こいつを買うといい。無線信号をキャッチする。便利で手間が省ける」とウォルターに言う。
いわゆる盗聴器の発見などに使われるトランシーバー型のものだが、ハンクが使っている「ライブビューじゃない」GPSロガーは無線信号を発しないので、グッドマンの機器は役に立たない。
またGPSの信号は車のナビも受信しているから、GPSロガーだけを分離して探知できない。
本来ならウォルターが「いいやそれは使えない」と反論しそうだが、化学には強いがハイテクには弱いという設定なのか。
ココセコムのような携帯電話の電波を使って現在地を発信するタイプのものはバッテリーがすぐ切れてしまうため、長持ちさせようとすると車から電源をとるか大容量電池を搭載することで巨大化するため、車の持ち主にバレずに追跡するのは難しい。
そこでGPS信号を受信し記録するだけの割とバッテリーが長持ちする機器(ハンクが使ったもの)が合理的に選択される。ただし回収してメモリカードからデータを読み込む必要があり、回収前に車のメンテナンスなどに出されてしまうとバレるというリスクがある。
ってカンジ。
0コメント