ファンキーでパンキーなあなご。

 ある晴れた(いや雨が降ってたかも(笑))土用の丑の日の話。

 巨大なあなご(1Uサーバーの横幅に満たないくらいなので多分40cm)がなぜか(笑)家にあったので食べようとしたところ、あの甘い系のソース(たれ?)がないことに気付いた。

 和食に疎い私は、とりあえず冷蔵庫で目に入ったうちに何であるのかワカラナイお好み焼きソース(笑)を部分的に塗って試した。

 そしたらファンキーな味になった(笑)。

 イチイチ笑える味。

 そこに山椒入り七味を多めに加えたところ、今度はパンキーな味になった(笑)。

 何と言うか、近寄りがたい味(笑)。

 こうなったら、どうしてもグリーンチリソースを試してみたい衝動に駆られ、上塗りしてみた。

 するとロックンロールな味になった(笑)。

 厳密にはロックのライブでサルサステップしてるギタリストみたいな味。

 仕事を忘れて床のタイルのマス目を数え始めたハイなミュージシャンっぽい(笑)。

 で、なぜに土用の丑の日にあなごがあってウナギがないのか自分で不思議でしょうがない中、グランパトロンを飲みたくてしょうがなくなりつつ、この1ヶ月ほど日本中のグランパトロンの在庫が消え失せたことを思い出ししょんぼりしながら、口の中から画期的な味が色褪せていくのを感じた。

 物忘れが激しいとかそういう話じゃなくて(笑)。


 毎年セミが鳴くと思い出す。

 日本の夏、グランパトロンの夏。

的な。

 グランパトロンを飲み始めた2007年頃は2万円台で買えていたんだが、最近は4万円台後半だった。そしてパタッと在庫がなくなった。

 値上げするのは構わないが、なくなるのは困る。

 あの美しくエレガントで完全な味わいは、私の脳の隅々までを刺激しインスピレーションを与えてくれる。

 バーキン然り。完成されたものとはとても美しい。


 というわけで、これをもって暑中見舞いとしたい(笑)。