例えば記憶処理を主に担う側頭葉内側部が加齢により不活性化するに伴い、高齢者は前頭前皮質腹内側部、前頭前皮質背外側部も記憶処理に動員し、注意力といった認知機能の補強に前頭葉と頭頂葉の両方を活用している。若年層は単純作業には左右の片側の脳しか使わないが、高齢者では左右の脳を活用する傾向が見られ、活用する部位が多いほど成果は良い。
年齢と共に慎重かつ1つ1つ吟味して熟慮するようになるのがその証だと思うし、「年の功」という言葉の通り、細切れの思考が線としてつながっていき“知恵”となる。
知識、思考、経験が統合されていく感じ。だから脳の活動部位も増えるんだろう。
今年WAIS-IVを受けたところFSIQが156だった。5年前のWAIS-IIIの140から上がりすぎだろうというくらい加齢と逆行している。今回は下位検査の詳細値も全て報告書に記載されているのでそのうちレビューを投稿する。
単に臨床心理士の女性を笑わせることに専念(笑)していた前回と、真面目に集中して受けた今回との差が出ただけかもしれないが、IIIを受けた時は本気で150超えはバケモンだと思った。
数年前資格試験を幅広くたくさん受けたことで知識(というより一般教養)の幅が拡がり、それが言語性知能(IVでは言語理解[VCI])のスコアを上げたことも貢献している。本当は義務教育で覚えることなんだが(笑)。言い換えると結晶性知能とは生得的なものでないことの証明でもある。
自分でも理由はわからないが、以前よりも更に思考がクリアなのは確か。
記事でも脳を筋肉に例えている点がオモシロイ。
私は瞑想より1日8回歯磨きをすすめる。
朝起きてすぐ、朝食後、10時頃、昼食後、16時頃、夕食後、22時頃、寝る前の8回。脳にアミロイドβを溜めないこと。
※食後よりも本当は食前の方がイイんだが、勤め人は周囲へのエチケットも考えて食後の方がいいだろう。
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