「医師と看護師10人が感染 名古屋・東部医療センター :中日新聞Web」

同センターはコロナ患者を受け入れているが、10人は循環器内科がある病棟で勤務し、コロナ患者を担当していなかった。

 私が未だにマスクの効果を確信できない理由の1つでもある。医師も看護師も仕事中マスクをはずすことはないだろうことから、どこでどうやって感染しているのか。

 医師が遊んでいて、その医師と距離が近い看護師が感染するというよくある身内感染なら納得がいく。それが現状下で適切か不適切かという話はおいといて。

日本国内の満員の通勤電車などを指して「3密なのになぜクラスターが起きないのでしょうか?」と疑問を寄せられることがありますが、これはおそらく電車内で皆さんがあまりしゃべらないからだと思います。

とあり、更にこう続く。

私も含め感染症専門医は屋外かつ常にマスクを着用すべきとは言っていません。屋外で近距離で他人に接することがない場合、屋内でも自分以外に誰もいない場合にマスクを着用する意味はありません。マスクは感染リスクに応じてメリハリをつけて使用することが望ましいと言えるでしょう。

 私もそう思っている。

 04月の緊急事態宣言後はマナーとして家の外では常にマスクを着用しているが、「日本人は常にマスクをしているから感染が少ない」よりも「日本人はあまり喋らないから感染が少ない」の方がより現実的だろう。喋らないから飛沫が生じない。だから中国産粗悪品マスクでも効果がある。という構造。

 では冒頭の医師と看護師の感染は、よく喋るからなのかと問えばN95マスクで喋っても飛沫は飛ばないのでマスクをはずした(≒患者の居ない空間)際の身内感染だと考えられる。ましてやコロナウイルス患者を担当していなかったとなると。

 ということから医療従事者の会食禁止、同僚間でのスキンシップ(笑)禁止も1つの手じゃなかろうか。