医療従事者はもちろん、教師や公共機関職員のような1対nで拡散する可能性のあるところから優先接種するのが当然だと思うが、日本は教師を含めなかった。
高齢者優先の考え方は、高齢者は重症化しやすく死亡率が高いから、医療現場の負担も大きく入院時の回転が悪いため、一定期間内に対応できる患者の数が少なくなり、救える命が減る。そこで高齢者を優先接種すれば重症化・入院患者が回復の早い現役層に移り、医療現場の回転率が上がるため「新規感染者数が多少増えても対応できる」というゆとりが生まれる。
今まさに都知事が言う「1月とは違う」というソレ。
世界的にも広く支持されている手法なのでいわゆる正攻法化しているのだと思うが、ワクチン接種開始する時点で、ウイルスの感染力が変異する度に落ち収束に向かいつつある場合と、感染力が増し見通しが立たない場合の選択肢は異なる。
長期化すると緊急事態宣言の回数が増え期間も伸びるため、生活のために外へ繰り出すしかない現役(労働者)層の自粛が期待できなくなる。また当然に若年層の衝動が抑えられなくなり、感染者の年齢はすぐにでも下がっていく。
よって長期化する場合は現役層からというのが私の考え。現役層が拡散する数の方が多いから感染爆発しやすい。
目の前にある程度ゴールが見えている場合は、まずは高齢者を優先し「現役層のみなさんもう少し踏ん張ってくださいね」で良いと思うんだが、見通しが立たない状況化においては、自粛要請が通用する高齢者に我慢してもらう方が全体として上手く機能するだろうと私は思う。
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