iMovieでスマートアルバムが認識されなくなった。

 mac版iMovieは、"写真"アプリケーションでシステムフォトライブラリとして設定されているライブラリを自動的に読み込む仕様になっていて、長年使っていると"写真"側のデータが増えることによって当然にiMovieが読み込む量が増え、いずれ負荷がかかり読み込み待ちが生じる。

 そこで"写真"側の「マイアルバム」でスマートアルバムを作り、条件指定で期間を設定し、最新30日分、半年分、1年分、2022年、2021年という具合に自動振り分けすると、iMovieで自動認識される(されていた)ので便利だった。

 大抵は最新30日分しか使わないので、読み込む量が少ない分表示が速い。

 過去ずっとコレで来たんだが、最新アップデート10.3.3(及び今日更新された10.3.4でも同じ)からこの"写真"側のスマートアルバムを認識しなくなった。原因が他にあるかもしれないが、mac2台で同じ状況。

 スマートアルバムの代わりに「マイアルバム」から新規アルバムでスマートじゃないアルバムを作ればこれは即座に認識・反映されるんだが、スマートアルバムと違って条件指定ができない。

 スマートじゃない(笑)。

 しょうがないので、「マイアルバム」でこれまで使っていたスマートアルバムを選択し、「選択項目から新規アルバム」で静的コピーしたアルバムで対応している。この方法だと「最新30日分」を選んでも、その後に"写真"に読み込まれた写真・動画は反映されない。「最新30日分」とは名ばかりで、静的コピーだからそこにはコピーした時点までのデータしかない。

 このダイナミックな時代に「最新30日分」という動的な振り分けができないのは残念。毎月「2022年08月分」とか手動で作っていくのは手間だし、「最新30日分」は月が変わってすぐの時に便利。

 スマートアルバム(スマートフォルダも含め)とは何がスマートなのかと言えば、実体を全くイジらず複製も作らずに検索結果のみを表示している状態だから、検索条件をいつでも変更できるし、「昨日」といった相対的指定をしても、常に今(作業時点)から見て昨日が適用されるというダイナミックなもの。

 一方、アナログ手作業で昨日の写真・動画をアルバムやフォルダに振り分け「昨日の分」と名前を付けても、次の日には実質「一昨日の分」になり、名前自体も不整合が生じる。

 エクセルで言えば、「すぐ右隣のセル」を絶対参照にしてしまうと、間に列やセルが追加された時に、実際には「右の右のセル」を参照しているのと同じ。相対参照なら将来的に右隣がどれだけ入れ替わろうとも常に右隣のセルを参照する。

 検索しても同様の事例が出てこなかったので、極めて希な使い方なのかもしれないが、極めて希な同じ悩みを持つ人のために記録しておきたい。