スーパーフリー狙いの人を除いて、初年度の人と2年目以降の人とではまるで視点が異なり、発信側の年数(歴)は読み手が情報を取捨選択する上で非常に重要なポイントだと言える。
初年度で多くの人が気にするのは、世間で言ういわゆる“担当さん”(笑)が付くか否かの段階。
「まずは覚えてもらう」という点で、2年目以降にはない努力が必要。
そして担当者または店舗に転売屋ではないことや、支払い能力などを示していき、信頼を積み重ねながらエルメスにとって枠バッグの提供に値する客かどうかの見定めの段階に入る。
そこで毎年2枠ちゃんと買えてますという人の話はあまり役に立たず、今現在(2023年秋)エルメスがどんな基準でどのような客層を選んでいる(好んでいる)のかという最新情報に目を向ける必要がある。
既にエルメスから信用されている顧客は、ノーメイクで行こうとランニングの最中寄りました的なスポーツウェアで行こうと、たまたま高額な買い物が続き「あっ、カードが限度額オーバー」なんてことが起きようと、ちょっとしたことでこれまでの人物像が崩れることはないから、良く言えば安定、悪く言えば馴れ合いで雑になっていく。
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担当者が異動・退職しようものなら、購入履歴は消えなくとも人間関係が振り出しに戻る人も多いだろう。
会社で言えば勤続年数が長いという安定感であって、リストラが始まるとたちまち立場が危うくなる可能性を秘めている。よほどの顧客でない限り絶対王者ではない。
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リクエストが通っている顧客にとって来店頻度なんてどうでもよく、「半年に1回ドカンと買い物して、その時にバッグ出ますよ」というのは当たり前。リクエストバッグが届いているんだからエルメスは出すしかない。
一方で、まずは顧客フリー分でいいからバーキンまたはケリーを1つ欲しいという人はタイミングが重要なので、来店頻度は多ければ多いほど良い。単純な確率の問題なので、先に答えが出ている。
※言うまでもなく、頭っから「この客には出さない」と思われていない限り。
そうこうしているうちに今秋から枠ありバッグの購入に際して身分証明書の提示が必要になったと同時に、一週間の取り置きが可能になった。支払いの問題(カードが切れない、手持ちの現金がない等)によるおこぼれは期待できなくなったので、“タイミング”による遭遇率よりも、エルメスから選ばれるか否かの方が重要になってきていると私は感じている。
といった具合に、半年前の情報も役に立たないかもしれない時代なので、常に最新かつ同じ段階にある(かつ同じエリアの)人の情報に集中することをオススメしたい。
ビジネスもシステムも人工衛星も同じで、軌道に乗るまでの課題と、軌道に乗ってからの運用・保守の課題は異なるということをお伝えしたい次第。
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