そりゃ防げないだろう(笑)。
二日酔いとは、肝臓でアルコールが分解されてアセトアルデヒドに変わり、その毒性によって生じるものなので、再び肝臓で分解され酢酸(その後水と二酸化炭素へ)に変わるまで続く。
分解の速度は遺伝子レベルで決まっていて、遺伝子検査で確認することができる。
水を飲んだからといってアセトアルデヒドが早く分解されるわけではないので、後は肝臓が頑張ってくれるのを待つしかない。
肝臓にそれを優先(集中)してもらうには、薬や脂肪分、大量のサプリメントなどを摂らないのがイチバン良い。お酒の分解と競合し肝臓を取り合うから。
※ただし、アルコールの分解に必要な栄養素(ナイアシン、ビタミンB1+鉄、亜鉛、マグネシウム)は必要に応じて補充する必要がある。足りないとアルコールの分解に時間がかかるし、消耗し失われた後別の不調が生じる可能性があるから。
お酒を飲んだ後の水分補給が重要なのは、アルコールによって水分が奪われ身体が渇くことすなわち脱水症状を防ぐためのもの。
仮に水が「酔い」そのものに何かしら効くとすれば、お酒を大量の水で薄めて飲めば、揮発アルコールを鼻の粘膜から吸収したり、胃の粘膜から吸収される分が減り、酔う(血中アルコール濃度が高まる)までの時間を先延ばしできるかもしれない。
ただ、大量の水と一緒に大した量飲めないだろうことから、結果としてアルコールを摂る量が減るというそもそも的な流れになると思うが。
結局のところ、アルコールを何ミリ摂取したかで決まり、一般的には体重×0.1g/毎時と言われていて、どれだけ水を一緒に飲んだとしても、アルコールを同量摂取すれば、アセトアルデヒド発生量は変わらない。
※アセトアルデヒドから酢酸に変わった後は、筋肉量でも分解速度が異なる。
せっかく研究するなら、なぜ安いお酒(飲み放題で出てくるようなお酒)は悪酔いし、高いお酒ではそれが起きないのかという点を期待する。
安いお酒を出すお店とは必然的にツマミも安く、サービスも含めて雰囲気も安っぽく、更には連れとの関係性もカジュアルであり(ひいては緊張感がない)、もし精神的・心理的なものも関係するのであれば交絡因子が非常に多く、高度な研究に向いている。
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