先週脳ドック(MRI)+MVision+頸動脈MRA、sd-LDL(超悪玉コレステロール)血液検査を受けた。
いつも通り異常なし。
昨年末に上腹部MRI(肝臓・すい臓・胆のう)+ すい管・胆管(MRCP)を受けたばかりなので、今回は脳・頸動脈だけ。MRIは毎年頭部と上腹部を交互に。
今回、通常の脳ドックに加え「MVision」という脳の萎縮度と脳の血管の状態から見たAI解析による「脳年齢」を評価する検査を追加で受けてみたんだが「年齢-6才」という結果だった。
同じ年齢の平均より6才脳が若いという意味。
喜んでイイのか、大したことナイのか(笑)。
この「脳年齢」は認知機能テストやIQテストのような脳の機能性は全く測定していなくて、飽くまで脳の萎縮度と血管の状態という物理的な判定。
脳の白質病変量評価も極めて良好で、脳の血流が良いと言える。
白質病変とは、
大脳白質病変は脳卒中発症の危険因子です。また認知症の独立した危険因子で、エピソード記憶や遂行機能に影響します。特に脳室周囲の高信号域は、歩行速度の低下と、また、大脳深部や皮質下白質高信号域は、精神機能の低下に影響すると言われています。---参照元
とある。
コロナ禍以降、歩く速度が80才のおばあちゃんと変わらないくらい遅い20代日本人女性が増えたので、物忘れや精神機能の低下と併せて気になる人は検査をオススメする。発見は早いほど良い。
※歩く速度の低下は医学的に認知機能の低下として位置づけられている。すなわち本来の意味合いでのIQの低下。
このMVsion、「世界最大級の3万例を超えるデータ」によるとあるので、だったら加えて脳年齢偏差値まで算出してくれたらいいのにと思う。要は「-6才」という結果がどのくらいの確率で出るのか。
2年後の検査で、更に脳の老化をスローペースにできるか(抗加齢)、或いはもっと若返ることができるかをレポートしたい。
いつも利用しているクリニックは検査がメインで、受付から1分くらいで検査が始まり、事前払いしておくと帰りも全く待たされず、検査時間と着替え時間のみで終了する。
毎年くる区の無料健康診断に有料オプションを追加して胸部(肺)CT、腹部CTも受けているが、肺CTでは毎回「煙草を吸わない+家族にも吸う人がいない肺」という評価。
タバコは吸わないが、葉巻は吸う。ただ葉巻は煙を肺に入れないので全く影響がないっぽい。1日1本、365日吸っていた頃も同じ評価だった。
腹部(内臓)も20代の頃から何の変化もなく、非常に状態が良いらしい。
ピロリ菌抗体検査も陰性だし、癌マーカーも全て正常。
20年くらい前から、健康オタクというか検査オタク(?)なところがあり、アメリカに血液を送って学術レベルにまで掘り下げて調べてもらうバイオフィジカル250(今は名称が変わったっぽい)や遺伝子検査など最先端の検査は一通り受けた。
何も異常がない。
血液検査も年に2-4回受けていて、コレステロール、尿酸値、血糖値、中性脂肪値、肝数値など中年に問題あるあるの数値も一度も正常値から飛び出たことがない。
もちろん血圧も。
健康なのに何でそんなにマメに検査を受けるのかって話だが、病気になって治療にお金と時間をかけるより、予防にお金と時間をかける方がずっといいから。虫歯と一緒。
非常にしばしば健康の秘訣を聞かれるんだが、食べ過ぎない・飲み過ぎないは当たり前として、40才を過ぎたあたりから「健康だから薬を飲んでない(ゼロ)」という点がいちばん有利な点だと感じている。それだけ40才過ぎると何かしら薬を飲んでいる人が多いということでもある。
薬を飲むと薬剤の代謝に酵素を消費し、同じ酵素を必要とする他の成分の代謝が遅れ(場合によっては栄養素の吸収に影響を及ぼす)肝臓に負担がかかったりなどが原因で、肝数値に異常が出る人が多い印象がある。
ワルファリンと肝細胞癌マーカーであるPIVKA-IIの値上昇にビタミンK不足が関わっていることも機序としては同じ。
医薬品の50%以上の代謝にCYP3A4酵素が関与しているとある。
お酒を飲まない人でも薬で肝臓が疲れている人達が多い。
また抗生物質を飲む機会が多い人は腸内フローラの乱れから栄養が十分に吸収できないという問題も生じる。この場合当然にサプリメントも効かない。前述のビタミンKも摂取した食物を腸内細菌が分解する過程で産生されることから、腸の状態が悪いと不足する。
が、「管理栄養士が編集」と書かれている記事でも、「日本人が通常の食生活で不足することは滅多にない」と記述されていることがほとんどなので、そのまま真に受けず自らの環境に合わせて読み替えた方が良い。
ということから、中年以降薬を飲まなくていい生活を20-30代の頃までにしていたかが大きなポイントだと思っているが、健康に悩みのある人にとっては今更昔のことを言われてもって話なので、秘訣を聞かれても「楽しく生きることですよ」くらいのことしか言わないようにしている。鬱が一番身体に悪影響を及ぼすから。
検査の際看護師さんと世間話をしていた際、「頸動脈MRAが正常でも頸動脈超音波(エコー)で問題が発見される人もいる」という話を聞いたので、区の健康診断のオプションで追加しようと思っている次第。2年前に受けた際は正常だった。
というわけで次は区の健康診断。
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