タイトルに全部書いた(笑)。
世の中涙ぐましい努力をしている人達がいる。SNSかメルカリか何かその辺に大量に写真をアップしようと、買い換えたばかりのiPhoneで数百枚の写真を撮ったところ、画像フォーマットがHEICになっていて受け付けてもらえなかった。で、1枚1枚Macのプレビューで開いてJPEGに変換してアップした。
という話を聞いた。うら若きブルネットの乙女から(笑)。
生産性が低すぎるので自動化しよう。彼女はMacBook Proを持っていたのでAutomatorを使った自動化を教えてあげた。
Macのアプリケーションフォルダに「Automator.app」がある。開くと下記のウインドウが開くので「クイックアクション」を選ぶ。
そして下記のように、左側のウインドウから処理を選ぶ。図のアイコンを頼りに頑張っていただきたい。
上から順に説明。
(1)「Finder項目をコピー」は原盤画像を残すため。AirDropでiPhoneからMacにコピーされた写真はダウンロードフォルダにあるので、これを「デスクトップ」に自動コピーする。移動ではなくコピー。
(2)「イメージをサイズ調整」はいわゆる縮小。1500(ピクセル)とした。これは横幅で、縦は自動的に原盤の比率が保たれる。スクエアならスクエアのまま。
(3)「イメージのタイプを変更」は「JPEG」を選ぶ。
(4)「Finder項目を移動」は、(1)でコピーされたデスクトップの画像が変換された後「HEIC→JPEG変換」フォルダに移動する。手順は、任意の場所に任意の名前のフォルダ(例では「HEIC→JPEG変換」フォルダ)を作り、「保存先」でそのフォルダを選択する。
(5)「ファイル」から「保存」を選び名前を付ける。ココでは「HEIC→JPEG変換」とした。
あとはHEICからJPEGに変換したい写真を選択して(複数まとめて可)、いわゆる右クリックか、control+クリックをすると下記のように「サービス」のところに(5)で名付けた「HEIC→JPEG変換」が表示されるので選択するだけ。
変換後のファイルは(4)で用意したフォルダに入る。原盤のHEIC画像は元の場所にあるので、再度編集する時のために取っておいた方が良い。
※Exifなどメタデータは失われないので、撮影日時やカメラの設定、GPSがオンならGPS情報、機種名などが残ることをお忘れなく。プレビュー.appの「ツール/インスペクタを表示」で確認できる。
試しに170枚のHEICファイルをまとめて変換してみたところ、3分45秒で完了した。コピー&変換処理中デスクトップが散らかるが、完了と同時に片付くので心配ご無用。
私はPhotoshopの「自動処理/バッチ」で行っているが(もっと速い)、Photoshopを持ってない人のためにAutomatorバージョンを紹介した。
今の若手は現役寿命が短いのだから(多分)、時間を無駄にしないでいただきたい。
また自分で自動化の方法を覚えることで、今後どんな仕事がなくなっていくのかが予測できるようになるから積極的に取り入れることをオススメする。
※iPhoneの設定/カメラ/フォーマットで「互換性優先」を選べばJPEG撮影になるが、私は後々の事を考えたらHEICのままが良いと思う。そのうちどこのサービスも標準対応するだろう。
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