「中野信子に聞く、直感力の正体。 | Vogue Japan」

 中野信子女史(博士)。以前『サイコパス』を読んだ時にも感じたことだが、非常に思考のバランスがイイ。安定感がある。

 思考のバランスとは結局のところ育ち(による発達・成長の結果)なのかなと思う。脳梁の帯域も含め生得的な脳の機能性によるところもあるだろうが、「全体とは部分の総和以上の何かである」ソレを感じる。

よく「容姿がいい人は得をする」といわれますが、その理由がこれなのです。実際、容姿のいい人は得票率が高いという研究結果もあります。

 実際そう。しかしそういう話をすると「人は見かけによらない」とか「顔じゃない」とか言い出す人がいて(「IQよりEQだ」に似ている)、何も「全て」「必ず」という話ではなく一般的にというデータであり、恐らく容姿に自信がない人が自己防衛として反撃に出る心理なんだろうと思う。

 が、そういう人は、↓これを無視している。

見た目で判断してしまう脳の機能を明らかにした実験には続きがあります。見た目の点数があまりよくなかった人も、笑顔になると容姿がよい人が与える結果とそれほど差がなくなるんです。

 生得的な美貌だけが得をするわけではなく、“いい笑顔”も出せないとなると「性格に難あり」または「育ちに問題あり」が顔に出ているということ(笑)。

 笑顔がイイ人は、その笑顔の効果・効能・効力(笑)を知っているから、容姿の重要性を理解しているので反論しない。言い換えると反論した時点で何かある。といつも思う。ヒトとは手に入らないものを毛嫌いする傾向がある。