また美容室を変えた(笑)。

 「また」とは“LEON問題”(笑)で変えた美容室から更に新しいところへ。

 新しい美容室に行って最初に「どうされますか」と聞かれた際、いつも「最後のカットは14日前です。元に戻す感じでお願いします。この10年間、2週間に1回のペースです」と頼む。

 ※それ以前は10日に1回だった。加齢に伴い経費が浮いている(笑)。

 美容師なら性別と年齢がわかれば2週間でどのくらい髪が伸びるかわかって当たり前なので、これで聞き返してきたり、短く切りすぎるところはもう行かない。会話だけでも苦痛なのが目に見えているから(笑)。

 ※2年程前、デパート内に入っている美容室にふらっと行った際、男性美容師に当たり五分刈り(笑)くらい短くされたことがある。2週間で5cmも伸びないだろう(笑)。

 でソレはクリアした美容室から今回変えた理由は何か。

 「(緊急事態宣言のとき)せっかく休みがあったのに、結局何も資格を取りませんでした。欲しい資格はいっぱいあるんですが」と資格試験の話をふられたので、「私も数年前いろいろ受けてみました」と答えたところ盛り上がった。

 この女性美容師は学校で情報処理をとっていたらしく、情報処理技術者試験についてそれなりに通じたので、「ITパスポート情報セキュリティマネジメント情報セキュリティスペシャリスト(情報処理安全確保支援士)という順で受けました(合格しました)」と話すと、ちゃんとそのレベルを理解していた。

 すると「もしかしてファイナンシャルプランナーとかもお持ちですか?」と来たので、「はい」とだけ答えると「私商業高校だったんですが落ちました」と言うので「1級ですか?」と問えば「いえいえ3級です」ときた(笑)。

 3級とは難易度偏差値37なんだが(笑)。当時ソレを読んで私は2級を受けた(それでも難易度偏差値48)。

 いや、そこはいい。

 でそのまま「もう試験は受けないんですか?」と聞かれ「気象予報士、行政書士、マンション管理士、通関士あたりどうかなと思っています」と答えると「気象予報士って超難関って聞きました」→「合格率は約4%で、受験者レベルに応じてその都度調整されているようです。難易度偏差値は64と出てました」→「そこまで難しいとは!」と続き、「何かオススメの試験はありますか?」と問うたところ、


「美容師とかどうですか?」


と返ってきて、久しぶりにフリーズした(笑)。

 難易度偏差値42とある。

 今までの会話は何だったのか。

 それだけじゃない。受験資格に「厚生労働大臣が指定した美容師養成施設を卒業した者」とある。これからガッコーに行けという話か(笑)。

 自分の職業に誇りをもつことは大切だし、プロとしての自負や自尊心は必要だが、社会を知らないのは良くない。いざ転職が必要になった時困るだろう。

 この難易度偏差値の一覧はよくできていて、偏差値50を境におおよそ管理職か現場労働者かに分断されている。

 昔はおせっかいでも「いやアナタそれは」と話をしていたんだが、最近は合理的に無視するようなり、次の予約はとらなかった(笑)。

 次(今)のところはもしかすると定住できるかもしれない印象。まだ30才手前の女性美容師だが、話がサクサク通じるので苦痛がないし、会話も丁寧で育ちも悪くなさそう。「14日前に戻す感じで」だけでちょうど良く切ってくれた。

 しかし来店時には既に“LEON”(笑)を含む男性誌3冊が置いてあったので、「VOGUEがあれば」と言ってみたところ「そうですよね。その方がお似合いです」とすぐに持ってきてくれ、何となく波調は合いそうな気がしている。

 その次の会話は決まって「デザイナーさんですか?」なんだが、「いえ、郵便配達員です」からどう展開するかで決まる(笑)。反応は「うふふ、ナイショなんですね」だったので多分定住。たまに「郵便配達ってそんなに儲かるんですか?」という強者がいるので気が抜けない(笑)。

 ※非常にしばしば美容室の話を書いているが、私が1時間近く喋る日本人というと美容師くらいしかいないから(笑)。