20年近く来てくれているクリーニング屋(白洋舍)の顔が日に日に疲れていくので、そういえばパンデミック下で在宅が増えるとクリーニングに出す服も減るんじゃないかと決算を見てみたところ、どうにも止まらない勢いで業績が悪化していた。
経常利益で2.89億円の黒字から、44.39億円の赤字に。
7年くらい前までの10数年、毎日3ピースのスーツとウイングカラーの白シャツを着ていたので、クリーニング代は月に10万円を超えることが多く、冬場にレザー物やコートを出すと20万円にもなることがあったが、あまりスーツを着なくなってからは請求が1/10に減った。
生地が上物なので白洋舍の中で一番上位のローヤルかクリスタルしか使ってない。が、世間では形状記憶(アイロン不要)のシャツなどが増え、高級な素材の服を着る人が減れば減るほど、クリーニング屋はただの洗濯・アイロン屋になってしまう。すると技術も育たない。
接待交際費が削られた結果、一部の飲食店の売上げが激減したのと似たような関係。
いっそビジネスマン(ウーマンも)のスーツ、ワイシャツ代を一定額まで所得控除(すなわち経費)対象にしてみるのもアリなんじゃないか。そうすればビジネス用の服屋の売上を下支えし、間接的にクリーニング屋も助かるだろう。
在宅で「パジャマのまま」という人が増えると、思いの外消費が萎む。
0コメント