昨年10月の記事だが、COVID-19罹患者はIQが8.5ポイント低下し精神衰弱の傾向が見られるとしている。キングス・カレッジ・ロンドンの研究。
84,285人の認知機能テストを行い、軽度の症状しか出なかった人でも脳に影響を受けることがわかたっとある。
回復したCOVID-19罹患者は、論理、単語、空間的方向性、注意力の維持、感情の処理テストでスコアが低下したそう。
海外では回復後の鬱が多いらしいので、思考力や注意力が低下した自分に対する喪失感からくるのかもしれない。老化による衰えで感じる中年期のソレのように。
「低下した」ということは罹患前にも知能検査を行ったということか。或いは平均(100)よりも低かったから「低下した」と見なしたのだろうか。記事からは読み取れなかったが文面的には前者だろう。
「グレート・ブリティッシュ・インテリジェンス・テスト」を行ったとある。
この研究データを信じるなら、感染するとその後の人生が大変になるということであり、自粛が賢明だと言える。
問題は、「気をつけていたのに罹ってしまった」ならまだしも、自粛が賢明だと思わない、或いはなぜそういう結論に至るのかわからず、ノーガードで通常通りの生活をしている人達も一定数いるようで、その時点でリスク算定能力や、ウイルスに対する知識や理解力が乏しい印象がある。
4年に一度のオリンピックに賭けている選手達から陽性者が出るのを見ていても、わざわざ一生に一度かもしれないチャンスを棒に振るような行動を取ったことが私には理解できない。
私が選手だったらオリンピックが終わるまで誰とも接触しない。
が、部屋を共にするチームメートが感染していたりすることもあり、自分の努力だけではどうにもならないことがあるだろう。だからこそ社会の一員としての責任を自覚し義務を果たす必要があるというところまでが今問われている「認知能力」の範囲だと思うんだが。私は。
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