「小室圭さんは「血税」を奪っているのか 一時金は国民ひとり換算で1円ちょっと?(1/3)〈週刊朝日〉 | AERA dot. (アエラドット)」

 日本の所得税収の半分は上位2.5%の高額納税者によるものなので、ほとんどのサラリーマン納税者の負担分は0.5円以下ということ。

 この手の議論で出てくるいちばんワカラナイ主張は、「税金を使うんだからワガママは許されない」というもの。

 ソレを言い出したら、ワクチンも道路も水道も年金も健康保険も医療も役所の職員の給与の財源も高額納税者が多くを占めているんだから、「ワクチンは打ちたくない」とか高額納税者のお陰で暮らしている者達が何とワガママなという話になる。

 「自分達は一人前に生活している」つもりの人が多いだけで、実際の税収は赤字。ということは納税が足りていない人達がたくさんいるということ。少なくとも税率10%以下の83%の労働者が該当する

 足りてないということは、この一時金にも割り当てられていないと考えて良い。そもそも生きているだけで税金収支マイナスな人達が多いんだから。

 かといって高額納税者におうかがいを立てながら日々生活している人がどれだけいるかと考えたら、税金の話を持ち出し「ワガママは許されない」と主張する人にはどこか違和感がある。

 というわけで、好き嫌いや主義主張は勝手だが、ソコを持ち出すときは自分のことも考えてみましょうねというのが私の考え。