マイケル・コースの靴。

 先月、007最新作にマイケル・コース製品が登場すると知り、ちょうど今夏に初めてマイケル・コースの靴を買ったところだったので「おっ!」と思いつつ、残念ながら非常によく滑る靴だという話をしたい(笑)。

 革底のフォーマルな靴しか持っていないので、普段用かつ雨の日用に気兼ねなく履けてデザインもそこそこでゴム底の靴を探していたところ行き着いたんだが、晴れた日は許容範囲、肝心な雨の日はイマドキこんな靴があるのかというくらいよく滑る(笑)。

 通常晴れた日のアスファルトの上は革底の靴でも滑らないのに、どうにもグリップ感がない。確かに底面にはロゴ以外溝がないので、滑らないことを売りにした靴じゃないのかもしれないが、ベルルッティの革底スリッパより地面を掴まない(笑)ので溝の有無の問題じゃない。

 新しいからかなと履き続けてみているものの、4-5ヶ月経っても変わらず。

 値段的に当然にMade in ITALYでもFranceでもなくカンボジア産。

 最近はゴム底の開発力にも資金力の差が出てきていて、フェンディなどヴィトングループのゴム底靴は雨の日でも全く滑らず思わず唸ってしまう(値段も5倍以上だが)。ダンロップやミシュランなどタイヤブランドがあるくらいなので当然だがゴムと地面の関係も奥が深い。軍用の研究が進んでいるところも強いだろう。


 いつもなぜか007最新作直前〜1年くらい前に、作品に登場する製品に目がいき購入する。スカイフォールの時のグローブトロッターとかジャガーXJとか。もちろん登場することもまだ知らない段階で。

 人気作に“出演”することが決まるとブランドそのものが華やかなオーラをまとい、引き寄せられるんだろうか。

 マイケル・コースのデザインは割と好みに近いものがある。MMK×007のショルダーバッグ(婦人物)とか、白のパイソン型押しバッグ(婦人物)とか。

 昔からカチッとした型が好き。だからあまりスニーカーは好きじゃないので普段用の靴の選択肢が少ない。