珍しく日本政府の柔軟な理解が得られているというのに、みすみすチャンスを逃したJALとANA。
先進国で唯一まだロシア上空を飛べる極めて有利な立場にある日本。パンデミックで大打撃を受けたJAL / ANAにとっては棚からぼた餅どころではない数十年に一度という(日欧線独占の)ビジネスチャンスだったんだが。場合によっては1年以上。
日本企業とはどこまでも市場リーダーになれるタイプじゃない。
欧州籍の日本線も飛んでいるが、ロシア迂回ルートなので+3時間。この3時間を短縮したいビジネスマンは多いので、シベリアルートで飛ばし続ける合理的かつ戦略的な意味がある。
※何かあったときの着陸空港はこれまで通り。元々ロシアが先に禁止しだしたわけではないので、拒絶はされないだろう。
ロシア本土で戦争をおこなっているわけではないので、ロシアが自国航空会社に自国内の飛行を禁止しない限り、ロシア側からミサイルを発射する予定はないと客観的に安全性を担保できる。西側が攻撃に出るときは確実に事前通知があるのだから。
ロシア行きの便さえ止めておけば、何ら経済制裁の抜け穴にはならないので、本質的な思考力が問われるところ。
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