アマゾンと税務。

 仕事用の経費利用分を抽出するために、期間を指定した一括CSV出力に対応してくれるとイイんだが。アマゾン。

 毎年年間500万円(数百〜千件)以上アマゾンで買い物しているため、これを1年分全部目を通すのは一苦労。その中のほんの一部の事業経費分(プリンタトナー代とか用紙代とか)を抽出するのが面倒。

 アマゾンで備品を買ったり仕入れしている人は多いようで、確定申告や決算時に1年分の明細を必要とする人が多い。一括印刷するためのChrome向けのプラグインなども見かけた。よく出来ているんだが、問題は注文履歴の「領収書等」から「領収書/購入明細書」を一括印刷する仕様なので、軽減税率8%と通常税率10%の区別が付かないこと。

 税額表示もないので逆算もできない。

 アマゾンには税区分が明記された「支払い明細」という別のファイルがあり、これを出力する必要がある。

 他人が作ったものにケチつけてないで自分で作れと我ながら思うんだが、せっかく作るなら何でソコなの?という視点の違いをあちこちで感じる。

 領収書のように、税金を含めた購入額を重視する人は経費立て替え組のサラリーマンだろうか。要は自分が立て替えた金額を証明できたらいいという考え方。

 一方税務はそうはいかない。消費税と本体価格を分離して計算する必要があるので、何%の税率が適用されたのかが重要。

 例えば小売業などは、仕入れ時に支払った税金と販売時に支払った税金の差額を預かり消費税として納める必要があり、それぞれの税額がわからないと計算できない。

 輸出業のように消費税の還付を受ける場合も同様。

 食品しか売ってない店とか、通常税率商品しか売ってない店とかなら暗黙の了解も成り立つんだが、アマゾンように総合通販の場合税率が異なる商品が混在しているので、アマゾン自体が対応してくれるのが一番良い。