「持っているiPhoneの色で「真の性格」がわかる? 色の専門家の分析内容が話題に|Real Sound|リアルサウンド テック」

 これだと心理学ベースの占いの域を出ないので、「青」の分析を追加してみよう。

 iPhone 13からPro及びPro Maxにシエラブルーが追加された。青は好きじゃないのにシエラブルーを選ぶ人達が一定数いる。ユーチューバーとかインスタグラマーとか。

 3眼カメラになって久しく、外見からはiPhone 11なのか12なのか13なのかワカラナイため、新色のシエラブルーなら「13」だと一目瞭然という理由から選ばれることがあり、中には青い服もバッグも靴も1つも持っていないのでコーディネートしづらいがシエラブルーを選んだという人もいる。必然的にケースは「透明」と決まる。

 すなわちファッショントレンダーとしての選択なので、新色であることに意味があり、「真」の色の好みを反映していない。

 よって、


おとなしく、落ち着きがある人で、保守的なタイプも多い。黒や白に比べて青を選ぶ人は珍しい分、これはユニークな存在でありたいという願望を示している可能性がある。スマホがダークブルーなら、それを使う人はおそらく注目を浴びるのが好きなタイプではなく、クリエイティブな才能を持っている場合が多い。

とは合致せず、むしろ先進的で変化を求め、注目されることに価値を見いだしている人達である可能性がある。

 先月追加されたアルパイングリーンも同じく。

 そして女性の場合自撮りが本命の時代においては、近距離からスマートフォンを自分の顔に向けて撮影するため、反射光によって本体(またはケース)の色が写り込み、ホワイトバランスも影響を受けやすい。ファンデーションの色(=顔色)で悩んでいる人はソレが原因かもしれず、瞳の色を強調する欧米人は、いずれは青い瞳の人はブルーを選び、緑の瞳の人はグリーンを選ぶという合理的選択に落ち着くかもしれない。

 私の周りは圧倒的にグリーンの瞳の女性が多く、次がブルーなので、「もし緑や青のマスカラを見かけたら教えて」とメイクの話になる度に言われる。

 というわけで性別や世代、人種を超えたプロファイリングをするには、ファッションやITトレンドも考慮する必要があり、専門家の理論よりも女性の人間観察の方が大方的確なのはその辺が影響していると思われる。

 くるくるの巻き髪と、ゆるふわのカーリーヘアを見ただけで撮影された年代を推定するのも然り。

 その点でも、「流行を追う人」と捉えるか、日本人のように同調圧力によって「ミンナがそうだから私もそうする」というケースなのかも背景の分析を必要とし、心理学とは統計学と同じでセンス次第の学問だと常々思う。