「バレたらやばい! プーチンの大事な演説中、最前列で居眠りするメドベージェフの姿|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト」

 プーチン大統領の威厳や影響力の低下という視点なのかなと思うが、私はクーデターなどは起きる気配がなさそうだなと、そういう意味で落胆した。安泰っぽい。

 アンチプーチン派でクーデター等を画策していれば、演説に対する興味の有無は関係なく、アドレナリンで居眠りはしない。

 プーチン万歳派の場合、大統領暗殺やクーデターの情報を掴んでいれば、何が起きるかわからないため臨戦態勢で挑む。同じく演説がどんなにつまらなくてもアドレナリンで居眠りはしない。

 ということは、メドベージェフは何かが起きる可能性及び自分の身の危険を感じていないっぽい。

 居眠りするということは敬意に欠けるのは確かだが、側近にとってプーチンとはそんなに怖い存在でもないのかなと思うと、反対意見が言えない相手でもないのにロシア政府は戦争の道を選んだということだから、全員考えは大方一致しているのかもしれず、その点でも残念。

 ということから私の思考回路では「側近が居眠りしてる」→「プーチンは終わりだ」とは感じない。

 公正世界信念と同じく「正義の鉄槌が下されるべきだ」は理想や正義感による認知バイアスが生じやすく、現在のロシアに対する経済制裁のように、「これだけ世界中が経済制裁を加えているのだからさぞかしロシアは苦しみ考えを改めるだろう」と西側が思ってるだけで一向に変わる気配もないどころか、実際に苦しんでいるのはこれまでロシアとビジネスをしていた西側諸国の事業者側だったりするのも、認知バイアスによる勘違い、思い込み。

 「こうあるべきだ」よりも事実・実態はどうなのかが重要。