「クレディ・スイス、預かり資産3割減 収益回復見えず - 日本経済新聞」

 業績悪化は(制裁対象の)ロシアマネーの凍結と流出が最も大きな要因じゃないか。もともとロシア人は自己通貨と銀行を信じていないので、ドルやユーロ、スイスフランで蓄える人が多く、待避先としてスイスの銀行は人気がある。

 が、もう何もしなくてもスイスの銀行業界にお金が集まる仕組み自体がなくなったと言っていい。成長が見込めなければ当然に欧米からの投資は引き上げられ株価は下落し資金繰りが悪化する。

 今は何もかもがつながっている分即座に連鎖するので、日本も今年の金融業界は厳しいだろう。

 金融業界が厳しいと借り入れが難しくなるため、多くのメインバンク制(すなわちお金を借りないとやっていけない)企業の資金繰りも厳しくなる。個人の住宅ローンなんかも審査が渋くなるかもしれない。

 ということから今後借り入れを必要とする事業者はコロナ明けの立ち上がりは早ければ早いほどいい。インバウンドだろうとなんだろうととにかく稼ぎ業績(決算)を整えておいて有事の準備を。

 イチバン良いのは銀行融資をあてにしないビジネスだが。