昭和のどこかで、後ろ姿が綺麗な人を指す「バックシャン」という言葉が流行った気がするんだが今でも使われているようで。
先日エルメスブティックに入る際、前に1人の女性(30才くらい)が待っていたのでその後ろにならんだ。
髪の毛は毛先まで綺麗で、服も高級というわけではなさそうだが上品。靴はグッチとフェラガモのミックスっぽいデザインで色合いも揃っているし、ヒールは高くないがシルエットと実用性のバランスが良い。ただ夏のスウェードにしては毛足が長くちょっとばかり暑苦しい。
で、バッグが大きい。突然デカ袋的なトート。仕事帰りかもしれず、そこは目をつぶろう。
いやむしろ最近よく見かける仕事してなさそうなフワフワ系で何でかお金を持ってるっぽい若い女性よりも、推定偏差値60台の大卒で給与水準の高そうなOLっぽさが安心感があって私の目には好印象。
顔立ちも綺麗で、管理職コースだろうなという責任感と知性が感じられる。
全体的にお手入れ行き届いている系で清潔感に溢れ、入る時も出る時も微笑んでいて印象も良い。
しかし。
ブラウスをスカートの中に入れて着ていて、そのブラウスは背面中央につなぎ目があるデザイン。それがバナナのように曲がっている。
後ろから見ると首から背中中央辺りまでは真っ直ぐなんだが、そこからウエスト(スカートの入口)にかけて10cmくらい左にカーブ。
つなぎ目がなければ目立たないのかもしれないが、はっきりくっきり。
ヤローからは「曲がってますよ」と声もかけづらく。
着る時によっぽど変な癖があるのかなと思って、知人女性にソレを話してみたところ、スカートを回したんじゃないかと返ってきた。
スカートを履かないので(笑)考えつかなかった。
上から見たら時計回りにスカートを回したということか。時計の針で言えば6時から8時の方向に曲がってる感じ。
ま、チャックが開いてたわけじゃないんだし「そんなこともあるよね」で流して終わりなんだが、何が言いたいかというと、芸能人・有名人、モデルやセレブと一般人の違いはソコかなと思う。
1日中鏡かセルフィーカメラかを見ている女性が増えたが、自分が自分を見ているだけで、他人から注目されたり追いかけ回されている(ファンがいる)わけではないので、後ろ姿が追いついてない人が多い。
自分から見て綺麗かよりも他人から見て綺麗かの方が重要。
というわけで、たまに後ろからカメラを回してみることで、軽く2-3割増しで美しくなりますよという提案。
余計なお世話かつじゃぁそういうアンタはどうなんだという話だが。
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