結局イマイチ盛り上がらないまま終わった感じ。
2005年頃だったか、コンラッドが開業してから数年間月に数回はレストランやスパに通ってみたが2流感が漂い、外に目を向けようにも記事の通り街としての魅力も全くないままだった。ベイコート開業と共に橋の向こうに戻り、フジテレビも冴えなくなり数年で売却した。
その後10年近く湾岸から離れている。
汐留はブティックもないので買い物ができるわけでもなく、高速道路側が昔の港の倉庫街感を醸し出しどこか粗野な感じで、日テレと電通という2000年初頭のミーハー企業だけで街を引っ張っていけると過信してしまった感しかない。
で、コンラッドにしてもカレッタにしても夜景もイチイチ他の建物に遮られて「ココが最高」という場所があるわけでもなくデートスポットには成りづらく、とにかく「大きく立派なビルが沢山ある街」ではあるんだが、ビジネス街として大手町にはなれず。かといって日本橋・京橋のような安定感と利便性の訴求力もなく。
この10年の竹芝〜芝浦にも期待したものの、ソフトバンクやメズム周辺は開放感があってちょっと散歩するくらいにはイイが、何か殺風景なまま垢抜けない。
15年くらい前、みなとみらいか台場に1軒家を買おうかなと思ったくらい個人的に湾沿いは好きなんだが、このまま街作りをすすめていってもあと15年くらいはかかりそうな気がしつつ、その頃日本経済がどうなっているだろうかと考えると、フェードアウトするのかなという気がする。
過疎化すると分母が減る分マンションの管理費・共益費が上がるのでますます人が出ていく要因と化する(住まいとしてのコストパフォーマンスが悪化する)。
エリアに限らず「どこどこの本社ビルがある」は、その会社の業績に左右されすぎるので、街作りの中心として考えるべきじゃない。むしろいつか消えてなくなるものという前提で考えた方が良い。
最近、銀座に通いやすいエリアでマンションを買いたいという女性から相談を受けたので、エリア選びから慎重に見極めなきゃいけないところだが、日本経済自体の先行きが曇り空なので、何とも難しい。
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