この5-7年で特に増えた印象がある。
会社(オフィス)勤めが厳しく、結果として単純労働(販売員とか)の現場に集中しているだけかもしれないが、そこのブランドのスタッフなら毎日毎日この商品名を何十回と聞いているだろうにという単語が3回も4回も言わないと通じない人がいる。終いには諦めて私のメモ(画面)を覗き込もうとする。
たまたまなのか今のところ全員女性。
絶対数として多いわけじゃないが、遭遇する頻度は確実に上がっていて、単純労働の現場だと50人に1人くらいいそうな印象がある。
女性はコミュニケーション能力の高さから発達障害は表面化し辛いと幾度となく見聞きしてきたが、「聞き取り困難症(LiD)」は喋ったらすぐわかるのでさすがに隠せない。
面接官が鈍感な男なら「緊張してるのかな」くらいにしか思わず通過するのか、なぜ接客の仕事にありつけたのかがワカラナイというくらい販売員に多い。
ウェクスラー知能検査の言語性側(IVなら言語理解[VCI]、ワーキングメモリー[WMI])は全部口頭(聴き取り回答でメモ不可)なので、どこかでこれを受けていればもっと早く気付くことができたはずなのにと考えると、就職先が決まる前(プランを立てる頃)に適性検査としてWAISを実施した方がイイんじゃないかと私は思っている。
「あれどこにも入れない、勤まらない」と気付いた時は遅いから。
想像でしかないが、聞き取り困難症の人がWAISを受けたら言語性知能が80を切って、日常生活に差し支えるか否かの検討に入るレベルではないかと思う。
そのくらい何も通じない販売員にここ5-7年で10名ほどあたった。
という時代なので、何事もやりとりはメール・メッセージなど文字情報として記録を残した方が良い。相手に伝わらないと結局は自分にそれが跳ね返ってくるので、お互いに自分の責任境界をはっきりさせるためにも。
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