チャーリーのエルパト-シーズン5- 第一話 トッカータとフーガ。

 コンスタンスIIIミニで幕を閉じたシーズン4では、初めて非枠バッグを買った。

 その初めてがコンスンタスIIIミニ。

 ピコタンなど非枠バッグを見送り続けて約1年。そろそろエルメス側には、バッグはバーキンとケリーしか興味がナイ客のように見えているだろうかと我ながら感じていた頃合いだった。

 全くそんなことはなく、ただ単にそもそもほとんどのバッグの実物を見たことがナイだけ(笑)。

 スタイルやシルエット、バランスにはウルサイが、気に入れば流行や相場に左右されない。

 シーズン5は枠が2つある真っ新な状態でスタートなので、ひとまずバーキン25cmとケリー25cmを希望しつつ、パーソナルオーダーやヒマラヤへの道を探るつもり。

 “道”を探るのであって、すぐさまゴールを期待しているわけではなく。

 気になっている新作ケリーウォッチをまだ一度も見たことがなく、今年の予定額である年間1,500-1,800万円の割り振りはまだ決まっていない。

 ノエルなどのイベントのお誘い基準を踏まえて、中長期的にはメイン店舗で1,000万円は確定させ、残りを余所に割り当てていく方式が良いのかなと思っている。一店舗では手に入らない品も多いから。

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 最近、普段行かないある店舗にふと立ち寄ったところ(何も買わず、会話もせず)、毎度の如く何かの予感を感じたので、これからたまに行くかもしれない。
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 世間で言う「ホーム」は、年間購入合計額が2,000万円を下回る場合は重要な考え方だと思うが、2,000万円、3,000万円となる毎に各店舗に1,000万円割り当てられるので、もはやどっち・どこがホームとかもなくなり、複数店舗から積極的にイベント等に誘われるんじゃないかという気がしている。客側のキャラ(笑)次第ではあると思うが。

// その辺の統合管理も必要になるだろうことから、今後は多くの決定事項が本社一括の方向だろうなと思う。

 が、一店舗で売上上位に入ることで特別な枠(パーソナルオーダーとか)が待っているという可能性もあり(店舗が客を選ぶ場合)、2,000万円でも3,000万円でもまずは1店舗に寄せた方が良いのか、そこは本社が管理しうまく割り振ってくれ、客がイチイチ考える必要がないのであれば(=クラウドのようなシステム)そろそろ分散し始めて良い頃合いだろうか。

とあれこれ考えてみる。

 イチバン進展を実感できないだろう買い方は、店舗Aで700万円+店舗Bで200万円とか、店舗Aで900万円+店舗Bも900万円とか。後者はイヤーズギフトはもらえるにしても、とりあえず1店舗で1,000万円を超えないと(エルメス顧客としての流れが)始まらない印象がある。

 ただ(前述の通り)いつまでもそんな独立店舗のような運営の仕方だと顧客ファーストではないので、エルメスジャポンとしては統合型顧客管理システムを完成させたいんじゃないかというこれまでの見立てを維持している。

 顧客ファーストではないどころかエルメスのビジネスにとっても弊害があり、世間に「ホーム」という概念がある以上、客側が一店舗での買い物にこだわってしまい、その結果当該店舗で揃わない品を買えないまま時間が過ぎ(すなわち機会損失)、3年目あたりで欲しい物が1,000万円に満たなくなってフェードアウトするという、ある種の“天井”を設けてしまっている状態。

 そこを打破するためにも、店舗とはエルメスの数あるドアの1つに過ぎない存在となっていくだろう見解。

 スーパーフリーは別として、顧客フリーはもしかするとどこの店舗でも同じレベルで機会が与えられている(または今後与えられる)んじゃないかと、何となくだが感じていて、購入額が全く同じ(かつ1,000万円を超える)店舗が2つ以上ある場合、どの店舗からパーソナルオーダー等のオファーをするかも統合管理されるんじゃなかろうか。

 その辺が2024年の主たる観察・分析対象かなと思う。


 というわけで、最初の1年(2022年秋〜2023年秋)は直感重視のトッカータだとすれば、2年目は論理的な技法(応用)を奏でるフーガだと言えよう。オーパス5的な。

 「言えよう」とか言ってるが、自分がそう主張するだけタダなのでそういうことにする(笑)。

 得意のハ短調で。