最近「鼻から入った細菌が原因でアルツハイマー型認知症になる」という研究結果が発表され、注目を浴びています。
何と。アルツハイマー型遺伝子(APP、PSEN1、PSEN2)で決まるものだと思っていたが。
「脳神経のうち最も外界に近い「飛び出した」器官である鼻(鼻腔にある嗅上皮)」(2016年の投稿)というのはアロマテラピーの解剖生理で学び、今でも非常に興味のある領域。
※ドラッグを鼻から吸い込むのは薬学的な効率は良いが、非常に危ない行為。
細菌(記事ではウイルスとあるが)感染すれば、白血球との戦いによって生じた細菌の死骸がアミロイドβとなり、いわゆるゴミを発生させ詰まらせる(それが脳で起きたら認知症になる)という流れも理解している。
だとすれば鼻ほじりが良くないのは考えるまでもないんだが、アルツハイマーは遺伝子で決まると思っていたので衝撃的。
そこで「そんなに驚くなんて、よく鼻くそほじるんですか?」とかプライベートな質問(笑)はやめていただきたい(笑)。
しかしこの理屈からいくと、アルツハイマー型遺伝子を持つ人がよく鼻をほじる(それによってアルツハイマー型認知症が生じる)という構図になりそうじゃないか。
ま、実際のところ人間は菌と戦っている。
不妊も性病歴が原因の場合もあるし、早産も歯周病が原因だったりするし、腸内細菌叢で性格・人格さえ変わるので、「菌と戦っている」というと聞こえはいいが、実際には菌に支配されているところがある。
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