「「12歳で家賃80万円」の加護亜依、ABEMA番組で体験キャバ嬢 驚がく売り上げたたき出す/芸能/デイリースポーツ online」

 Yahoo!のトップページで頻繁に芸能人の「キャバ嬢体験」のタイトルを見かけるんだが、そんなにキャバクラとかホステスという仕事を美化・持ち上げる必要があるのか。

 時を同じくして下記も出ていた。

 この数年、この手の記事が増えていて、バブル時代の日本における「スチュワーデス」みたいな若い女性の憧れの職業になりつつあるように見える。

 昔から男性達は、大学を出て、大企業に勤め、お金を貯めていずれは起業するというコースがサラリーマンの中では“成功”のシナリオとして描かれていたものだが、女性達はそこを目指すよりも水商売なのか。

 親の所得格差=学歴ひいては年収格差と直結する時代になり、唯一成り上がることができる希望の持てる職なのか。

 インドにおけるカースト制度を越えて職を手にできるIT業界のような位置づけか。

 それともドットコムバブル時代のシリコンバレー的な位置づけなのか。

 以前、日本の所得分布から手取り年収6億円(税引き前約12億円)を稼ぐ人の存在と、BIGで1等6億円が当選する確率がほぼ同じと書いたことがあるが、どの業界においても成功するのは宝くじで当選するのと変わらないくらいの希少な存在であるという点を忘れないでいただきたい。

 と、おせっかいながら思う。

 「手っ取り早く稼げる」なんて気がしている若手女性が増えているんじゃないか。