昨年、「エルメス客はどこまで担当者を信じることができるか」(その2)ということを書いた。そこから何も変わっていないので、今回は角度を変えて。
旧ノエルやクローズドイベントへの招待、イヤーズギフト、誕生日の花など、客観的に見たエルメスとの関係性から「2枠」にある程度確信が持てる顧客ステータスにおいて、2枠中1枠未消化のまま年末を迎えた場合、客とエルメスはどう対応するか。
客側が焦って「もう何でもいいから出して」(サイズも色も気にしない)状態に陥った際、そこでとりあえず顧客フリーまたはスーパーフリー用のストックバッグを出してしまうと、「2枠を消化する」という課題は達成できるが、本当に欲しいバッグを手に入れることからは遠ざかってしまう。偶然好みに一致していない限り。
そしてお金に余裕のない人は、出番のない高額なバッグがクローゼットに眠っていることを嫌って売ってしまい、エルメスとの関係がこじれる。という循環にあるように思う。
エルメスにしてみれば、だったら他にも喜ばせたい客は沢山いる。
このあたりの顧客ステータスにあると、日頃から何cmの何色のバーキンまたはケリーが欲しいと希望を伝えているだろうことから、関係が良好であればエルメスはできるだけ希望に近い物を紹介できるよう努める。
そこでイチバン美しい関係性について考えてみた。
※私の性格では、担当者を変えるとかいわゆる“ホーム”を変えるとか、相手のせいにする方向に思考が働かない。一度築き上げた信頼関係は信じる一択。
店側は、顧客の第一希望のバッグの入荷を待ち続け、さすがにもう年内の入荷の見込みは薄いなというデッドライン(例えば11月末)を超えたら第二希望(または“つなぎ”)のバッグを出す。
※「つなぎ」は小麦粉レベルではなく(笑)、何でつなぐかで何を待っていたか(クラス)が推察できる。お酒で言えばルイ13世を待っていた客にビールは出さないだろうという考え方。
そして第一希望のバッグが12月のどこかで入荷した場合、もう客側に枠がないので、そのまま保持し年明け早々に出す。
これが01月に見事なまでの希望のバッグが出る人のケースかなと感じている。
言うまでもなく毎年いわゆる“実績”がリセットされないことを意味している。
どうだろうか。
「それは貴方の感想(理想・妄想)であって」という感じだろうか(笑)。
ドーメルのフルオーダースーツ(3ピース)も上がってきたことだし、シャンパンを飲む準備は整った(常に整っている(笑))。
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