売りに出ていたローズサクラ(スイフト)/バーキン25cm/シルバー金具/W刻印。

 2024年の1枠目バーキン3号を買った数日後、SNSで全く同じスペックのバーキンを買ったという人を見かけた。

 同じものがある程度数まとめて入ってくるんだろうなとは以前から感じていたが、今度はバーキン4号と同じローズサクラ(スイフト)/バーキン25cm/シルバー金具/W刻印が、一週間程前の日付で転売(*1)ショップ(買い取り販売店)に掲載されていた。

 (*1)古物商用語で他人から買い取って販売することも「転売」なので、俗に言う「転売屋」かどうかの意味は持たない。

 ということは2024年末入荷分にローズサクラのバーキンが多かったのか。それとも私がイメージしている「つなぎ」で出された分だろうか。

 現状の東京相場で枠バッグを手に入れるまでに買い物する額を考えたら、高々100万〜300万(自分で売るか、業者に買い取ってもらうかによる)の差益のためにこんないいスペックの枠バッグを売るなんてモッタイナイと思うが(業としてはまず儲からないだろう)、2枠目が年末ギリギリだと、「2枠消化すること」が優先されてしまい、好きでもないスペックを買ってしまう人も多いだろうことから、「つなぎ」はハイスペックであればあるほど売却されやすいリスクがある。

 だからこその『エルメスのジャストスペック枠バッグ戦略(?)』なんじゃないかと推察しながらも、2枠目に関しては待ちすぎると年末に差しかかり、そこのさじ加減が難しいところ。まぁ客側が悩むようなことではないんだが。

 結局こうして転売されてしまったことを考えると、エルメススタッフも高いレベルの「人を見る目」が要求され、なかなか大変だろうなと思う。

 そしてそれが消費者に跳ね返ってくる。

 「基準がわからない」というソレ。

 いくら使えば枠バッグが出るという単純なものではなく、転売しそうな客かどうかは、振る舞いや日常会話などから客の生活水準や社会的地位(≒出番)などを読み解いていくしかなく、例えるなら買い物の度に私立のお受験の面接みたいな状態にあると言える(笑)。

 それが世間で「エルメスゲーム」と呼ばれるところだと思うが、エルメス側が進化しても、客側も進化していくので、終わりはないんだろう。セキュリティ業界と同じ。

 それにしても。

 このローズサクラが売りに出ていたショップは、わざとかただのおバカさんなのかワカラナイが、W刻印の写真のモザイクがお粗末すぎて、画像を縮小表示するとロット番号が読み取れてしまう(笑)。

 モザイク処理の基本的な技術仕様として、復元はできなくても縮小するとうっすら見えるという問題があるため、マスクした後にモザイクをかけるなど、個人情報や機密情報を扱う場合は前処理をした方が良い。

 当然にエルメス側はこのロット番号を見ればどこの店舗で誰に販売されたものかわかってしまうので、これで当該顧客はお陀仏(笑)だろう気がする。

 売却する人にアドバイスしてもしょうがないんだが、売り先のショップもちゃんと選定した方が良い。

 ちなみに古物商において、消費者から買い取った品は例え新品・未開梱であっても「古物」とされるため、厳密に言えば法的には「新品」という表現はナイんだが、商品の「状態」を示す言葉として「新品だったもの」はあり。それをどこも「新品」と略して(?)表記している。

 「古物商ではない」としている店は、経営者本人(またはその従業者)がブティックで買って転売している(すなわち消費者からの買い取りが生じていない)ということ。日本・海外問わず。エルメスは卸さないので他に仕入れる方法がない。