「関節リウマチ患者の歯周病治療における効果 病態による症状改善の差異と早期治療の重要性を発表 | サンスター株式会社のプレスリリース」

 これもまた興味深い。

 全ての炎症系疾患の大元に歯周病あり。的な。

 歯周病菌の3大悪党(レッドコンレプックス)の1つであるジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)は、現代の先進国においてそう簡単に罹患するものでもないようだが、いずれにせよ全身疾患に大きく関与している歯周病の根源を辿ると、おおよそ思春期頃(*1)までの家庭環境(生活水準)がQOLを大きく左右すると言える。

 口を見れば育ちがわかるというのはそれも含めてか。

 (*1)ある程度の年齢から細菌叢は定着し、新規の菌に接触しても住み着きづらくなると言われているので、生後〜思春期頃の衛生状態(家庭環境)で決まる。すなわち親の意識・知識が問われる。

 かれこれ15年ほど観察しているんだが、お酒を飲むと腰や関節が痛むという人は、だいたい歯(及びその神経)に問題がある印象がある。腰には毛細血管が集中しているため、口の中の傷などから血管に入り込んだ菌が集まりやすいと言われている。


 ふと思い出して昔の投稿を見てみたら、2016年07月に歯周病のリウマチについて投稿していた。ジンジバリス菌については何気に2015-2019年に14件も投稿していた。

 歯周病大国である日本において、精油による殺菌が極めて安全(耐性菌を生み出さず)かつ有効なのではないかと研究していた時期。