「米名門イェール大、アジア系と白人の志願者が不利に|TBS NEWS」

 何でも黒人をひいきしておけば間違いない時代の終わりとも受け止められるが、ある程度は定員の設定を許可しないと、人口比からそのうち「ほとんど中国人かインド人」になりかねない。そうすると多様性が失われ、多様性を重視するアメリカの大学の価値が下がる。

 例えば仮に成績上位者が皆中国人だった場合、その年度の入学生は皆中国人になるのだから、アメリカの大学に行く必要がなくなる。

 これが日本ならどうだろう。中国人の上位10%=日本の人口だ。日本にもこれを当てはめられると、東大など上位大学のほとんどが中国人となる可能性がある。

 この流れだと、点数を採った者勝ちになるので「役員が全員男性」なども是正できなくなる。成績の結果ならしょうがないということになるから。役員とはテストを受けて入るわけではないので、この場合の「成績」とはその会社にとっての主観的利益で決定でき、外部の目が機能しなくなる。