週末や祝祭日、シーズンは人が多く料金が高くサービスが悪いので、平日利用するのは事実だが、
お金持ちが都心のホテルでスパを楽しんでいる――。そんなテレビ番組を見たことがある人も多いでしょう。しかし、私が知っている本当のお金持ちは、そんなことはしません。
旅行に出かけるときには公共の宿も好んで使います。とくに出張の場合、ホテルは眠るだけ。その場所にお金を使うのはもったいないと考えて、徹底して節約しているのです。
地方のお金持ちの中に、東京に出張で来たときに山谷地区の簡易宿泊所を利用する人がいます。ただ、スーツを着て革靴を履いているのは自分だけなので、盗難に遭わないようにスーツを枕にして、靴も枕元において寝ているそうです。
そんなことはない(笑)。
節約してお金を貯めて預貯金が1億円に到達しましたという人と、お金を使い続けて1億円の残高を維持している人とではまるで生活が異なる。
例えば借金してフェラーリを買ったが安アパートに住んでいて、駐車場代と家賃が同じくらいという人もいるので(いわゆる見栄っ張り)、「頑張ってお金を貯めた」という人と、いわゆるお金持ちは分けて考える必要がある。
貧乏な人がミニマリズムをうたうのと、アップルが追求するいいとこどりのミニマリズム(究極の贅沢)との違いと同じ。
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