JALもANAもロシア上空を飛ぶ気配もなく、恐らくこのまま南回り(中国〜カザフスタン横断ルート)が主流となるんだろう。
JALの北周り(アラスカルート)はロンドン行きには良いが、中欧・南欧には南周りを選びそうな気配。
風向き的に、欧州行きは北周り、戻りは南回りで飛ぶと燃費が良いという話もある。
が、どっちにしても北周りは北極しかないので、南回りが主流となった場合の未来について考察する。
南回りは、日本を発ち中国とカザフスタンを横断、アゼルバイジャンを抜けてトルコ(黒海のリスクがある間は)、そして欧州へというルートらしい。
カザフスタンと日本の関係は悪くなく日本好きな人も多い。旧ソ国だがニュートラル〜西側寄り。ただし既にしっかり中国が根を張っているので、もう日本が出る幕はないだろう。
一方アゼルバイジャンも旧ソ国だが親日。それもそのはず。Wikipediaには、
日本は2017年までにアゼルバイジャンに対し、1100億円以上の経済援助を実施[3]。2013年から2017年にかけては五年連続で最大のアゼルバイジャン援助国となるなど、同国の経済開発に注力している[3]。
とある。
しかし欧州とのハブと呼ぶには距離があり、中央アジア戦略の枠組みとして落ち着きそう。
と考えながらルートを辿っていくと一般論としてイスタンブール(トルコ)なのかなと思う。
トルコリラ(通貨)はこの15年で1/10にまで下がっていて安定感のある国かというとそうでもない。NATO加盟国でありEU加盟申請済みの西側寄りっぽい国だが、旅行客の大半がロシア人なので、今後の舵が難しい。
私ならアゼルバイジャンを選ぶが、何となくトルコが中継地点として栄えそうな気配。
いっそもう少し南に行ってドバイ(UAE)、テルアビブ(イスラエル)もいとをかしぃがちょっと距離がある。
今日のANAの発表では、フランクフルト行きの便をウィーン経由にするとある。乗客の乗降や貨物の搭降載は行わず給油のみ。できるだけ貨物スペースを確保するためらしいが、ウィーンまで行ったらフランクフルトは目と鼻の先という印象だが。
ということからも、南周りルート上のどこかにJALまたはANAの直行便が新規就航する予感。イスタンブールか。
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