知人の外国人女性が、都内のあるデパート内の国産婦人服ブティックに入り、ちょっとしたお出かけ用の服を見ていたところ、女性スタッフから用途を聞かれたらしい。
「夜用」というわけではないにしても、買い物帰りにディナーにも着ていけるような服(日本風に言えば“スマートカジュアル”のニュアンス)と答えたところ、ギラギラの銀ピカワンピース(というよりドレス)が出てきたと写真を見せてくれた。
笑った(笑)。
紅白の小林幸子まではいかないが(笑)、カンヌ映画祭にでも出席するのかというデザイン。
その格好で買い物をするのか(笑)。「買い物帰りにディナーにも着ていけるような服」とちゃんと話を聞いていればスマートカジュアルだとわかりそうなものだが、人生経験に乏しいのか「ディナー」という言葉に反応したんだろう。まるで演歌歌手のディナーショーの衣装。
更には2サイズくらい小さいのを持ってきて試着するようにすすめたらしい(笑)。
帰り際に名刺まで渡されたらしいので、嫌がらせではないだろうと考えると、欧米のように才能がないスタッフが自然淘汰されるよう、サービス業の一部では固定給を下げてチップ制にした方がイイんじゃないかと思うことが非常にしばしばある。
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