「ひろゆき氏 円買い介入バッサリ「6・3兆円があれば、日本はもっと景気良くなった」「利益ではなく損失」― スポニチ Sponichi Annex 芸能」

 なんと。このままずっと円安という見立てか。

 外貨準備金(外国為替資金特別会計)は使い道が決まっているので、そのままではミンナに配ることができない。

 外貨準備は円高の時にドルを買って円安時に備える。円安の時にソレを売る(介入)。よって今回の介入に使われた資金は、FXに例えるなら円高時に買ってもってたポジションの利確として捉えることができる。

 10年、20年単位で見た1ドル100円〜150円というレンジ相場を想定した場合、

 A年:レート1ドル100円(円高):100円払って1ドルを買う。

 B年:レート1ドル150円(円安):A年に買った1ドルを売って円を買う(介入)=150円戻ってくる(50円の利益)。

 C年:レート1ドル100円(円高):150円払って1.5ドル買う。

 D年:レート1ドル150円(円安):C年に買った1.5ドルを売って円を買う(介入)=225円戻ってくる(75円の利益)。

という具合に、差益を外貨準備金に持ち越せば、複利のように利益が出続ける(外貨準備高が膨らむ)。

 では極度の円高時の介入はどうかというと、日銀は日本円紙幣をプリントアウト(笑)し続け、ひたすらドルを買う。

 そしてそのドルを円安時の介入の際に売って円を買い戻し暴利(笑)を得る。

 こうして出た差益の一部が一般会計に持ち出され国民のために使われる(配ることが可能になる)。

 すなわち外貨準備という運用で利益を出すことで国民に富をもたらす。

 仮にこのままずっと円安という想定なら、確かに外貨準備高を元に戻すために差損が生じる。

 というわけで、日銀がアホでなければ円高時にドルを買ってるはずなので、今回の為替介入で大きな差益が出ただろうと思うんだが。私は。