WTI原油価格が70ドル台に入った。

 WTI原油価格が70ドル台に入った。ウクライナ侵攻で高騰した当初の予想より3ヶ月ほど遅いペースだが、このまま60ドル台まで下がってしばらくレンジで、「2022年の平均が80ドル付近となる水準」という見立ては維持。ペースがゆっくりなので「2022年度」に修正した方がいいか。

 ガス不足の欧州がどう冬を乗り切るかだが、そこで再び原油高騰を予測する向きもある。

 私はむしろ欧州の脆弱性と世界的な景気後退観測によって原油価格は更に下落し50ドルを目指すだろう予想。

 数ヶ月遅れで航空運賃が下がり、高騰している輸送費が落ち着けば、輸入物の値上げラッシュは収束すると思われる。円相場次第だがトレンド転換したと思われ、物価高はもうしばらくすれば一段落じゃなかろうか。

 円安なので円建てで見ると上がって見えるプラチナ相場もドル建てでは変わってない。引き続きゴールド↑、プラチナ↓のトレンドが続くだろう。

 引き続き、貴金属を買うならゴールドをすすめる。