アクセスが3倍に。エルメスブログとアフィリエイトの関係。

 今月頭の時点で週平均アクセスが以前の2倍になったかと思ったら、直近一週間では3倍になった。

 増分のほとんどがエルメスアクセス。

 ブログ内の広告は全部はずしているので、アクセスが増えたから何かいいことがあるわけではないんだが。

 私はかれこれ初めてブログを書いた15年以上前から、まず最初に有料プランに加入してブログ内広告を全て撤去することから始める。広告がビジュアル的に鬱陶しいというのもあるし、広告が入っていると発信内容の信憑性が薄れるから。アフィリエイトは特に。私なら読まない。

 で、いちばんワカラナイのは、バーキンやケリーを買って載せてるようなリッチなはずのエルメスブログにアフィリエイト広告が入っていること(笑)。月に1万円にもならないだろう。

 ※日本アフィリエイト協議会によると、2020年のアフィリエイト月間平均収入は39.9%がゼロ。1,000円未満が30.6%、5,000円未満が10.8%、1万円未満が5.4%。計86.7%は1万円を超えない。

 もちろん数千円でも入ればゼロより生産性は高いが、広告が入っていることで失われたもの(印象とか)はカウントできないから、収支として果たしてプラスなのかと問うてみたくなる。

 フリーのエルパト中という人ならまだしも、毎年バーキンやケリーを買ってますという所得水準でその微々たる広告収入を取りに行こうとするビジネスセンスからすると、収入源は本人の稼ぎではないのは確かだろう。夫の稼ぎが良ければ奥さんはどうであれそれもまた1つの在り方なんだろうが。

 が、今どき読者もアフィリエイトリンクは踏まないと思うので、それでも広告をはずさない人とは2022年にして「アムウェーとか儲かるの?」(いわゆる昔の専業主婦のサイドビジネス)レベルの人かと思う。

 「六本木のリッツカールトン」とか(笑)、自撮り写真に写っている玄関が異様に狭いとか。エルメスブログは書いていることと、垣間見える実際の生活水準にギャップを感じるものが多い。

 いや、ブログ内アフィリエイト広告で儲かる可能性がゼロとは言わない。エルメス専門店という名の新品転売ショップや中古屋の300万円のアフィリエイトリンクからバーキンが購入されれば、仮に5%入ったとしても15万円。月に1個売れたら10ヶ月でバーキン代の元が取れる。

 せっせとアレ買ったコレ買ったと載せエルメス欲求を煽れば、なかなかエルパトで買えない人がつい衝動的に高値で買ったりするかもしれない。

 もちろん300万円くらい出せるワ(しかもインターネットで買う)という読者層を持つ必要があるが。そのためにはセレブっぽく見せる必要がある。

 前述の日本アフィリエイト協議会の資料では、月10万円を超えるのは2.5%。常に上位2%(偏差値なら70以上、IQなら130以上と同じ出現率)はそのカテゴリにおけるエリートと言っていいから、もうちょっとで勝ち組というライン。

 中には転売しつつそうやってお金を回転させてエルメスで買い物し続けている人もいるのかもしれず、その辺が生活水準と矛盾している印象の根源でもある気がしている。生粋の人は言葉の端々にイチイチ生活水準の高さが出るから。

 エルメス製品とは必死で手に入れ持って輝くものじゃない。優雅に上品に、そして自然に生活に溶け込んだときに美しいもの。

 と私は思うんだが、そういう時代でもなさそうだし、YouTubeやインスタグラムのとっておきのネタ(マウンティングアイテム)としても「手に入れたもん勝ち」的な世の中なので、引き続きあの手この手で熾烈な争いが繰り広げられるんだろう。

 という認識。

 私はファーストバーキンを手に入れるまでは今のペース(経過した3ヶ月で割って12ヶ月乗じると年500万円)を維持し、その後は何かと「エルメス最低ライン」と表現される年1,000万円で何が出てくるのか観てみることにした。更にその後は年500万円づつ上積みしビジネスモデルを分析する。

 さすがにジュエリーや時計をエルメスで買うのはモッタイナイし、ヒマラヤ以外のクロコに興味がないので、年2,000万円あたりになるとベランダ用のスリッパも全部エルメスになってるだろう気がする(笑)。

 プレタポルテは私の体型にも性にも合わないので、オートクチュールがイチバンだがそこまで行くのは時間がかかりそうだし、その中間あたりがひらけてくればもうちょっと買う物が出てくる。

 というわけで最低でも3年は続けるつもりだが、途中から公にレポートできない内容になりそうな気もしつつ、そこは走りながら考えるとする。