大丸松坂屋の迎賓会。

 行ってきた。

 投稿し忘れていた(笑)。

 “首都圏お得意様営業部”主催ということもあってか、三越の逸品会や、高島屋の貴品会のようなイモ臭さ(笑)はなかった(少なかった)。

 ただ小規模なので、軽く見て回ってトンズラ。

 こんなに狭くて静かな部屋で、そんなに大声で話さなくてもという30代女性客が印象に残った(笑)。

 ソレとは対象的に、どこのデパートの外商員も何であんなに顔を近づけて喋るのか。

 よっぽど狭いところで生活しているのか、そこそこ混んでる電車内くらいの距離。離れても離れても顔を覗き込むように近づいてくる(笑)。シャングリラの天井高にまったくそぐわない距離感で、何をしようにもイチイチ外商員が視界を遮るので、微塵も優雅な気分になれない。

 私はディナーテーブルで言うと1メートルでも近く感じるので、デパート外商員の距離感はかなりストレス。

 そもそもずっと外商を付けずにきたのは、20年前からその距離の近さが鬱陶しくてだったんだが(笑)。

 私は思考よりも感性で全体を捉えるのが先なので、割とそういう細かいところでノイズが発生すると「要らない」という単純明快な答えしか出てこなくなる(笑)。

 が、大丸東京の外商部は勢いがある。三越はお利口さん路線で面白くも何ともなく、高島屋はバランス感はあるもののネタ切れ感がチラホラ、大丸はイケイケ感がやや昭和テイストだがやる気と活気が感じられる。だから銀座シックスで森ビルを選んだのかと納得しつつ。

 銀座シックス内店舗との連携や、ブランド路面店との提携が進んでいて、大丸東京の冴えない店舗構成を補おうという努力が感じられて良い。

 まぁデパートとはどこもまでいっても営業職なので、限られた敷地内の店舗売上げに頼るよりは、敷地外の店舗も「客の紹介」という形で手数料を取りに行く方が合理的。

 最終的には大丸東京を拠点としたコンシェルジュ業的な。

 組み方はいくつかあり、デパート外提携店舗で大丸外商カードを出せば優待が受けられるタイプと、いわゆる“外商回し”と伝え後日商品を受け取るタイプと、大丸スタッフ同伴の場合に限り優待が受けられるというタイプとある。

 というわけで、迎賓会自体はアレだが、大丸東京の外商部にはちょっとだけ期待してみても良いかもという印象を受けた。