シャネルは年初に値上げしたばかりだが、今月03日あたりにひそかに再値上げしていた。
新作のチェーン付きココハンドル(24cmキャビア)は84万から93万円に。11%近くの値上げ。
クラシックダブルフラップはエルメスのバーキンとほぼ並んだ感じ。
バッグを買うのにイチイチ「資産価値が〜」と言い出す人達にとっては、オイルショック時のトイレットペーパー並みに煽られている状態だろう。
世の中パンデミックで経済不安が増し、ロシアとウクライナの戦争で情勢不安及び資源高+輸送費高騰が加わり、併せて急速な物価高(+日本は円安)が上積みされ、値上げすればするほど「今のうちに」という心理が働き更に売れるような印象がある。
ただシャネルの場合、中古価格がエルメスのように高いわけではないので、一般庶民が無理してココパト(?)してまで買わなきゃいけないかというとそうでもない。
シャネルとは旬の高級食材みたいなもので、満喫し堪能し栄養分を吸収したら次という人向け。
エルメスやロレックスは既成事実として確かに買えば誰でも転売益が出る中古相場を保っているが、シャネルは急速に定価が上がりすぎて人々が中古をソレ以上の価格で欲しがる域には達していない。
売って差益が得られるのは5年くらい前までに定価で買った定番製品くらいじゃないだろうか。
シャネルはカリフォルニアのカルトワインのような感覚で楽しむものだと私は思っている。究極の贅沢品。
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