あちこちから「感想聞かせて」とアンケートの依頼が来るんだが、いつどこの店舗での買い物のことを聞いているのかワカラナイ(笑)。
A店舗に買い物に行ったものの、3点中2点は在庫があったが1点はなく、その足でB店舗で不足品を買った場合、1日に2店舗で買い物することになる。
で「今回の」と言われても、A店舗のことかB店舗のことかがワカラナイ。
「スタッフの対応はいかがでしたか」と聞かれても、A店舗はダメだったがB店舗は良かったという場合、「ダメ」(最低点)を選んでも、アンケートはB店舗のことを聞いていたとなると、B店舗の良かったスタッフに「ダメ」がついてしまう。
それがそのまま成績や査定に反映されたらB店舗のスタッフに申し訳ない。
その反対に「良かった」(最高点)を選んでも、アンケートがA店舗対象だった場合、ダメだったスタッフが改善されないどころか調子に乗る(笑)可能性さえある。
だからアンケートに答えない。
最近届いたアンケート5社分全部見てみたが、いずれもいつどこの店舗に対するアンケートかの表記がなかった。全てデパートに展開しているブランド。
何でこんな初歩的なことがわからんのかねと思う。
これも所得格差による体験格差からだろうか。実際にアンケートを作成する担当者達にとっては、まさかこんな高価な物を1日に複数店舗で買い物しないだろう的な。
1日でなくても、アンケート依頼は2日後あたりに届いているので2日で2店舗で買い物しても結局どっちのことかワカラナイ。
統計データとは、データを採取するときからセンスと精度が問われるので、始まりがこれじゃ終わり(結果)はトンデモ系の方向に着地するんだろうなと思う。
そもそも数字を追う気はなく、客の声を積極的に聞いてるよというパフォーマンスでしかないのか。日本企業はこれが多そう。
何にしても、思考が“点”で浅い人が増えた。他が上がって日本人が下がって見えるだけなのかと考えた時期もあったが、思考の範囲の狭さは、所得の低さからくる体験不足が原因だろうなという結論に落ち着いている。
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