「石破首相が見誤った、裏金問題への大きな不信 混迷する政治の行方は - 衆議院議員総選挙(衆院選):朝日新聞デジタル」

 確かにダメなものはダメなんだが、個人的な見解としては一部の政治家の「裏金問題」レベルで政治(ひいては経済など全体)が左右されるべきじゃない。

と感じる。

 裏金なんて大した問題じゃないという話ではなく、裏金問題を一般人にも当てはめると、恐らく半数以上の人にダメ出ししなきゃ(何も任せちゃ)いけなくなる(後述)。

 すなわち、そもそも人材として選択肢が限られていて、問題を差し引いてプラス要素を(利点が欠点を上回るかで)見るしかナイという妥協の社会に生きている。我々は。

 裏金問題とは、日常的な会計処理で言えば事業売上や収入の申告漏れ(≒脱税)のようなもの。

 例えば会社の経費で私物を買ったり、私的な交通費を経費申請したり、会社の備品等を持ち帰ったり私用したりしたことのある人、個人で確定申告する際事業経費でない費用(例えばブランド品とか)を経費申告したりしたことのある人(事業規模が小さく税務調査が入らずバレてないだけの人)、臨時収入を確定申告しなかった人など、探せば半数どころか7-8割くらいにもなるんじゃないか。

 社会が注目するような「裏金」というほどの問題を起こすような地位や権力を持っていないからこそその程度で収まっているのであって、ある程度の地位になれば贈収賄や脱税、横領、不正会計・粉飾決算などのお金をごまかす問題を起こすだろう資質を生まれ持っている人達だと言える。

 「約7割の経理が経費の不正を経験」とある。

 いや、国民の税金で働く政治家は品行方正であるべきだという理想論は否定しないが、政治家とは国民の中から国民に選ばれた人達なので、国民の多くを代表する生き物である前提であることはもっと否定できない。

 すなわち「日本人」のサンプルを拡大してまじまじと見ているようなもの。

 私なら最初からあまり期待しない(笑)。

 というわけで、得票数通り高市女史で良かったんじゃないかと思う。