「過去の栄光を語るのは〜」の話。

 あるスポーツ選手に関する記事に対し「過去の栄光を語るのはダサい」というコメントを見かけた。

 確かに普段なら私もそう思う。

 しかし。

 語れる程の過去もなければただの一度も“栄光”を手にしないまま死んでいく人生の方がもっと格好イイかというとそうも思わない(笑)。

 圧倒的大多数の人がそうだから「ダサい」と言われずに済んでいるだけ。

 スポーツ選手の場合、サラリーマンや実業家と違って「選手生命」というものがあり、恐らくほとんどの種目で“若い頃”が現役。

 だから必然的に自らの実績を語る上で過去の話になる。

 「何か喋って」と言われて10分も間がもたない(他人が興味を持って話を聞かない)人が大半なので、語れるだけの過去があるだけスゴいじゃないか。という視点も時には必要かなと思う。

 「●●目当て」の話とちょっと似ている。「お金目当て」というと一般的に悪い印象だが、他人が目当てにするものを持っているんだから、本質的には需要(価値)が高い。持ってないより明らかに良い。