VIX指数から見る週明けの相場。

 先週の金曜日、投資家の恐怖・不安心理を示すとされるVIX指数が45に達した。

 上の図の飛び抜けた山は、左からリーマンショック、コロナショック、そして今回のトランプ関税ショック。

 この値が20を超えると「強い警戒感」とされていて、週末の値から見ると週明け(これから数時間後の東京時間)は再びブラックマンデーさながらの荒れ模様かなと思う。

 本日月曜日にセリングクライマックスを迎えるだろう予想も見かけたが、トランプ関税がすぐにでも撤回される可能性はなさそうだし、米国でのiPhone販売価格が2,300ドル(約33万円)になるといった予測まで出始めたことから、しばらくは下げ相場かなと思う。

 最も負担を強いられるのは米国民であり、物価が急上昇するだろうことから、物価高で生活が逼迫する労働者層のストライキが多発すると思われ、混乱は社会全体に拡がるだろう。

 トランプ大統領当選から現在に至るまで、期待でビットコインを先行買いしていた大口(機関投資家など)は、雲行き次第では大規模な破綻劇が生じ、連鎖するかもしれない。

 個人的な予想としては米大統領選前までの巻き戻し(7万ドル割れ)は確実視している。

 (昨年夏前から)全くもって投資をすべき時期じゃなく、大人しく混乱が収まるのを待つのが正攻法じゃなかろうか。投資の世界において「何もしない」も戦法・戦術のひとつ。