文部科学省は7月、私的な端末で児童生徒を撮影しないよう全国の教育委員会に通知した。
「もはや、生徒にレンズを向けられない雰囲気」
そもそも教師が生徒にレンズを向ける必要があるだろうか。
私が子供の頃、デジタルカメラなんてなかったからというのもあるが、カメラを向けられるのは卒業式などの集合写真撮影の時だけだった。
事前に写真撮影がある旨知らされるので、勝手に写真を撮られるということはまずなかった。
「生徒にレンズを向けられない雰囲気」が問題なのではなくて、デジタルカメラが登場して以来、その手軽さゆえに生徒のプライバシーや肖像権を意識しない“緩さ”の方が問題だったんじゃないか。
愛知県日進市は今月から、教育現場で使う全端末に、裸や下着姿などの画像を感知すると削除を促すアプリを全国で初めて導入した。
生徒の裸や下着姿などを撮るような教師は初めから自分の端末でしか撮らないだろうことを考えると根本的な解決にはならないし、学校の端末で「うっかり写っちゃった」を防止するためのアプリなら、そこはアプリに任せるんじゃなくて、教師の教育をやり直した方が良い。
人が着替えているところにカメラを向けること自体問題であり、マナーとかモラルの話。
そんな教師の教育を受けた子供達は将来が心配なので、アプリで解決しようという考え方そのものに不安を感じる。
0コメント