暗号について調べている際たまたま見つけた広島市立広島中等教育学校の適性検査問題。
オンラインIQテストで言うところのIQ 130付近の難易度じゃないかと感じる。大抵15くらい高く出る印象なので、実際は115付近だろう。
広島市立広島中等教育学校の偏差値を検索したところ61とあったので、出現率13.57%をIQに当てはめると116-117(S.D.15)の出現率と同じ。感覚値通りの難易度。
※大人には人生経験が加わるので、本来社会人は皆解けて当たり前と言わなきゃいけないところかもしれない。
次の日の投稿で解答が掲載されているが、問2の「ね」の表し方の2つのうち右側は私なら除外する。間違いではないが検討対象にならないよう問題を作る。これは「て」にならないと規則性の一貫性が保たれないから。最も美しいのは左側。
「あ」がゼロ、「か・さ・た」が1玉、「な・は・ま」が2玉、「や」が3玉と言語の仕様(順番)に沿った規則性を持たせることで、(暗号だとすれば)受信側の誤読率を下げたり、誤字(誤打?)が疑われる場合のエラー訂正がしやすくなり、運用安定性を高めることができるから。
実務で右側を「ね」に設定しようものなら十中八九「て」への変更の声が上がる。
どうしてもこの2つを正答にするなら私は配点差をつける。義務教育化された「プログラミング的思考」を意識するなら特に。
この手の問題に小学校の頃から頻繁に接している子供もいれば、私のようなハナタレ(笑)公立学校で見たことも聞いたこともないまま育つ子供もいて、フリン効果の振れ幅(≒格差)も相当大きいだろう。
知能差と捉えるよりは慣れ度合いの差の方が大きく出やすい。すなわち学習性(後天的)なもの。
そう考えると、あらゆる問題が出尽くし共有されるこの時代に、生得的な知能の測定は難しいかもしれない。だからこそウェクスラーのような常識的な(出来なきゃいけない)ことができるか否か(日常生活に支障を来すか否か)の測定に留まっているのだとすれば、それもまた「知能」に対する理解(思考力)の深さだと言える。
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