総理の腕時計としては安い。世界中どこに行っても「贅沢」と言われることはないだろう。
そもそも、「この時計代だけで、特別定額給付金3人分を超える」とか言い出すと、終いにはそのスーツ代で何人救える、その車代で何ヶ月生活できる、その家売れば何人の命が助けられるという話になる。
誰かの身ぐるみ剥がして他の誰かを救うことが正義なのか。
仮にソレが正義だとした場合、頑張ってもいつか全部奪われるのだから誰も努力しなくなる。結果、努力せずにいかに他人からむしり取るかに頭を使う社会になる。
そしてかつての社会主義国が皆そうだったように、能力や地位に見合わない報酬ではバカバカしくなるため権限に対し賄賂が付きものと化する。すなわち給料以外のところで儲けるしかなくなるということ。横領も含め。
或いはタックスヘイブンにトンズラする人が増える。
いずれにせよ国は破綻する。
他人の財産をみんなのものと考えるのは共産主義思考であり、社会主義ですら「各人はその能力に応じて働き、各人はその働きに応じて受け取る」ことを前提としていて“差”が存在する。
日本人は資本主義経済下に生きている。結局のところ向いてないのか。
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