私の購入額(いわゆる“実績”)を見て「おっ、それほどで大した額じゃないな」と感じた人が多かったんじゃなかろうか。
節目節目で公表していたので特に目新しいものでもないんだが。
2枠目消化後の購入額は来年に向けてなので今は無視していただき、世間がイチバン知りたいのは「とりあえずバーキン1個欲しいんだけど、いくら使ったの?」「2枠消化するにはどのくらい買い物する必要あるの?」的なところかと思う。
よって「ドカンとN,NNN万円使えば最短NN日で(または即日)バーキンが出る」的な路線は派手好きなYouTuberとかに任せておき、私は内容すなわち成績に拘る。
「成績」と表現しているが、最初の枠バッグまでの購入額が世間の相場通りなら並(凡)、相場を下回れば優秀、上回れば散財(課金、お布施)という考え方。平均からどのくらい上・下に離れていて、それが全体の分布におけるどのあたりか。すなわち偏差値。
例えば相場500万円のところ2倍の1,000万円使って「バーキン買えた」と言ってもそりゃそうでしょを通り越して、何をすればそんなに遠回りになるのかをむしろ知りたいところ。「なかなか覚えてもらえなかった」とか「転売を疑われてた」とか「パパ活組だと思われてた」とか。
が、エルメスという単語が出てきた時点で大抵「見栄」側カテゴリに属しているので、華やかな部分だけにスポットがあたり、そういった都合の悪い情報は語られないため、読み手の消費者達が学習のしようがない。
一方、私の場合、1個目(見送り)バーキンは1:1説よりも良いレートなので、本来ならばこれから参戦する人達には希望を与えると期待されるところだが、こういったサクサク順調系の真似をしたところで皆が同じ結果になるわけではなく、結局は参考にならないのが世の常。
で、最終的には相場付近の情報に需要が集まるようにできている。
一般的に、成績の良い人と比べて自分は劣ってると感じるのはイヤなので、多くの場合平均または成績で下回る人より「マシ」と自分を言い聞かせる材料に使われる。で、この「マシ」の基準がどんどん後ろに移動していく。そして引くに引けないところ(いわゆる“ホーム”を変えるにはもったいないとか)まで来て身動きが取れなくなるという流れができあがっている。FXなどに似ている。
ということから、エルメスの場合はむしろ「もう無理かも」状態で転売店(専門店?)との狭間で揺れてる人の話の方が一般ウケするくらいじゃなかろうか。
※それに対する私の考えは以前『エルメス転売(専門)店で時短の考察』に書いた。
話は戻って、相場よりも良いレートで購入できている場合、それは相対的に利益が出ていると見なすことができる。他のものにお金を回せるから。
またレートが優秀であればあるほど、値上げ圧力に対する許容度が高まる。
例えば世の中的に500万円使ってバーキン1つ手に入れるのが普通だとすれば、500万円+150万円=650万円に対し、1:1レートで購入できれば150万円+150万円=300万円で、差額の350万円は相場(値上げ・物価上昇を含む)に対する余力だと捉えることができる。
※この「相場」の数字は、枠バッグ最初の1個目までの購入額であり、通常は(事故らない限り)その後軌道に乗って(信頼度や関係値が高まって)レートが良くなるものだと思っている。
今後転売市場の熱はある程度落ち着く気がしつつ、欧州の物価上昇圧力は高まっているので、引き続き定価自体が上がっていくだろう。
平均的な物価上昇率(2%)で見れば35年後にバーキンは定価300万円になるが、年7%の値上げを毎年1回繰り返すと11年後に定価300万円を超える。
というわけで将来的な価格上昇も見越して私は“成績”に拘る。持続可能であることが重要だから。
好きじゃないものは1つも買ってないし、帰ったらすぐに開梱、季節外れでない限り翌日から使い始める。全て日常使いで非常に稼働率が高く有効に働いている。
来年以降、パーソナルオーダーやヒマラヤへと駒を進めていく上で、これから少し買い物をペースアップする予定だが、問題は選択肢(欲しい物)が少ないこと。最初から最後までそこが私の悩み。
※パーソナルオーダーやヒマラヤはエルメスとの付き合いの年数も考慮されるようなので、初年度に張り切ってお金を使うよりは3年目あたりにピークを迎えるペースが良いのかなと思っている。
もう今年は枠がナイ中でどう動くか。
と考えていたら風邪引いて2週間止まってしまった(笑)。
咳もおさまったのでそろそろ活動再開。
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