「トランプ氏「片務性」発言、事実誤認も半分正しい 憲法改正、安保3文書見直しが必要 - 産経ニュース」

条約の規定にかかわらず日本の施政権下で米軍が攻撃されれば、自衛隊は反撃することができる。さらに、28年に施行された安全保障関連法に基づき、日本の領域外であっても集団的自衛権を行使して米軍とともに戦うことが可能となっている。その意味で、トランプ氏が「いかなる環境下でも日本が米国を守らなくてもいい」と語ったのは単純な事実誤認だ。

 「自衛隊は反撃することができる」「米軍とともに戦うことが可能となっている」だと日本がアメリカを守る“義務”の意味は持たず、日本も反撃・戦うことができるかできないかで言えば「できる」(可能)という意味でしかない。

 そこをトランプ大統領は「日本が米国を守らなくてもいい」と言っているんじゃないか。

 すなわちアメリカには日本を守る義務があるが、日本はアメリカを守るかどうかは検討して判断する=守らないという選択肢があるということ。日本語的には。


 我々は走ることができる。

と言った場合、「走らなければならない」の意味は持たない。


で、結局どうなのという点で、「報道の役割とは」という別の問題に目が行ってしまう。