「百貨店免税売上高、軒並み4割減 - WWDJAPAN」

大手百貨店4社の2025年5月度売上速報が出そろった。国内顧客の売上は各社とも安定的に推移したが、免税売上は軒並み3〜4割のマイナスとなった。前年5月は円安が最も進行し、一時1ドル=155〜157円をつけた時期だった。

 印象通り。

 ゴールデンウイーク過ぎまでの銀座は信じられない程の人出だったが、05月20日頃からパタっと人が減った。

 三越・伊勢丹の「秋口からの回復を見込んでいる」はどうだろうか。トランプ大統領は円安是正を望んでいるので、このままいけば1ドル130円を切っている頃だと思うが。

 大丸・松坂屋の「訪日客数自体は同2.9%増だったが、ラグジュアリーブランド、時計、宝飾品など高額商材の販売が低迷」に関しては、結局のところ「海外ブランドがお得に買える国」というココ数年のインバウンド消費の特徴が出ている。

 すなわち円安のおかげ。

 何もしなくても客は列んででも買っていく品なので、デパートの営業力の成果とは言えず、肝心な外商部はネタ切れ感が否めない。

 幸いにも各社国内消費は堅調ということで、今後の展開に期待しつつも、昨年春頃まですすめていたデパート株は引き続きすすめない考え。

 デパートがこの状況だと路面店も同じなので、この流れを踏まえてエルメス参戦を検討している人は今年がオススメ

 もちろん慎重に。自己責任で。